今年も葉山沖のマダコシーズンが到来。葉山芝崎港「正一丸」は、東京湾の伝統的な手釣りスタイルでマダコがバタバタと釣れている!手軽に楽しめ、貸し道具も揃っているので、仲間を誘って出かけてみよう。

魚釣りとはひと味違う釣趣!とにかく小突き続けるのがコツ 誰でも手軽に楽しめるのも魅力

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4月中旬の試釣はまずまず 今シーズンも期待できそう

2_1572823842 葉山沖のマダコポイントは、港から至近。景色も抜群! 葉山芝崎港「正一丸」は毎年ゴールデンウイーク頃からマダコ乗合を開始する。

今年は5月5日から開始する予定となっている。

「正一丸」では4月中旬に試釣が行われ、今回はその模様を取材した。

「小型が釣れるというのは沸きがいい証拠。脚が切れているのは、昨年からの居残り。脚が8本あって、そんなに大きくないものがいれば期待できる」と話す横森正一船長。

取材当日は港の東側の水深5m未満の浅場を狙ったが、わずか1時間半ほどで船中4杯のマダコが取り込まれた。

どれも足が切れていない個体。

小型もまじったことから、今シーズンもそれなりに楽しめそうだ。

「正一丸」が狙うポイントは港から至近の場所ばかり。

貸し道具も揃っているので、未経験者でも手軽に楽しめる。

初挑戦の人が竿頭になることも珍しくないので、ゴールデンウイークだけでなく、休みの日には仲間を誘って出かけてみよう。

シンプルな仕掛けで 手釣りで狙う!

shikake_036_1572823692 「正一丸」のマダコ釣りは、東京湾でおこなわれている伝統的なスタイルと同じで手釣りで狙う。

仕掛けは上のイラストのとおり。
 
道糸は渋糸の25号前後。
50〜100mも巻いてあれば十分だ。

この道糸の先にテンヤを直接結んでもOK。

道糸の先にナイロンライン20〜30号の先糸を1mぐらい繋ぎ、その先にテンヤを結んでもOKだ。

テンヤは「正一丸」では、ボディとオモリが分離したタイプを使用している。

しかし、ボディとオモリが一体化したタイプのテンヤでもOKだ。

アピールアイテムとして道糸や先糸にビニールやリボンを結び付ける人もいる。

付けないシンプルな仕掛けでも普通に釣れるので、好みで付けるといいだろう。

「正一丸」では、手釣り用の糸を無料で貸し出している。

エサを付けたテンヤは船上で販売している。

道具を持っていなければ、これを利用しよう。
tm_p10_5_1572823914 「正一丸」で使用しているテンヤはオモリ50号。手釣り用の糸は貸し出し無料。テンヤは有料

釣り方はひたすら テンヤで海底を小突く

62bc2bd2686f4c7048ee79f6e173e11c マダコの釣り方は簡単。
テンヤを海底まで落としたら、テンヤで海底を小突くだけだ。

代表的な小突き方は、上のイラストのとおり。

パターン①は、テンヤのハリを海底に着けたまま、オモリで海底を小突く。

パターン②は、テンヤのハリの部分でコンコンと海底を叩くように小突く。

この2種類の小突きを組み合わせたり、また時々大きく誘い上げる動作をおりまぜるのもいい。

大きく誘い上げることで、わからなかった乗りがわかるとともに、テンヤの位置が変わって場所を探ることにもなる。

とにかく、タコ釣りは小突き続けること。

諦めて小突くのを止めてしまえば、もうそこで終わりだ。
tm_p10_6_1572824460 とにかく小突き続けることが重要

糸フケを大きく出したり 糸をどんどん出さないように

shikake_037_1572824529 小突く際の注意としては、つねに道糸を張り気味にして小突くこと。

潮が流れたり、風があるときは、船がどんどん流される。

そのような状況では、船が流されるにつれてテンヤが浮き上がることも珍しくない。

それを嫌がって糸フケを大きく出して小突いていると、タコが乗ったのがわかりづらくなってしまう。

また、同じくテンヤが浮き上がるからという理由で、道糸をどんどん出してしまうのも避けよう。

糸を出してしまうと、テンヤの位置が変わらずに同じ場所を釣っていることになるからだ。

テンヤが浮き上がるときは、一度テンヤを回収して再投入しよう。

そして、またテンヤが浮き上がるようなら、回収して再投入。

これを繰り返す。

アタリから 取り込みまで

7700e507c4120c7e31bab42acd312e16 根気よく小突いていると、小突く手が止められたり、何とも表現しがたい重みを感じたり、オモリがコンコンと海底を叩く感じがなくなったときは、アタっている可能性大。

アタリの出方は、そのときによって違うので、違和感を感じたときはとにかくアワせよう。

アワセは、大きく強く手繰ってアワせる。

そして最初の2手、3手は強く手繰る。

こうすることでハリ掛かりをさらに確実にするのだ。

その後は糸を弛めないようにして、休まず手繰ること。

タコが海面まで来たら、抜き上げるのではなく、同船者にタモですくってもらうようにしよう。

しっかりアワせたつもりでもハリ掛かりしていなく、タコがテンヤを抱いているだけの場合もある。

このような場合、抜き上げたとたんにタコがテンヤを放してしまい、サヨナラしてしまうこともあるからだ。

釣れたタコは、ネットに入れ、入り口をしっかりとヒモなどで強く結んで閉めること。

釣れたら、そのまま海水をはったオケに入れるのはご法度だ。

タコは脱走名人でもある。
すぐにオケから出て、船の排水口から海へ逃げてしまうからだ。

またネットの閉め方が甘いと、隙間をぬって出てきてしまうこともある。 6_1572824682 取り込みはタモで確実に!

バレたらテンヤを すぐに海底に落とす

317344c61afbe70d3a763394ed95a61c タコが乗ってから、取り込むまでの間にバレたら、仕掛けを回収するのではなく、すぐにテンヤを海底まで落とすようにしよう。

バレた直後は、確実に船の近くにタコがいる。

うまくすれば、すぐに落ちてきたテンヤに再度乗る可能性もあるからだ。

これは自分がバラしたときだけでなく、同船者がバラしたときも同じだ。

誰かがバラしたときはチャンスになるので、そのまま小突き続けよう。

また、大きく小突いてアピールさせるのも有効な場合があるので試してみよう。

ポイントは港から至近!葉山沖のマダコ釣行レポート

tm_p10_12_1572825843 葉山沖のマダコポイントは景色も抜群! tm_p10_13_1572826055 海底の様子がわかる浅場を狙うことも!白いのがテンヤ!! t1_1572826164 このマダコが船中1杯目! t2_1572826330 マダコは脱走名人。釣れたらすぐにネットに入れ、入口をしっかり結んで閉めよう tm_p10_2_1572825659 タコだ〜! 1_1576833363 初挑戦で初マダコゲット! tm_p10_4_1572825713 取り込みはタモでサポートするか、タモですくって確実に取り込もう top1_1576833390 お手伝いの中丸さんもゲット! 2_1576833401 「今年も釣れた〜!」と嬉しい1杯 tm_p10_15_1572826498 今回、取材にご協力いただいたのは、葉山芝崎「正一丸」 今年も葉山沖のマダコシーズンがやってきた。

葉山芝崎「正一丸」では、5月5日からマダコ乗合を開始予定。

それにともなって4月中旬に試釣が行われた。

試釣はわずか1時間半ほど。
その短時間でも、船中4杯のマダコがバタバタと釣れた。

当日は港を出て東側の水深5mにも満たない場所を狙ったが、ポイントはこれ以外にも多数存在する。

一日かけてじっくり狙えば、まずまずの好釣果が期待できそうなのだ。

釣れたタコのなかに小型がまじった。

また足が切れている傷ついた個体もいなかった。

つまり昨年からの居残りではなく、新しく生まれた個体で、沸きがいいということなのだ。

「正一丸」では7月いっぱいまでマダコ狙いで出船する予定。

誰でも手軽に楽しめるので、仲間を誘って釣行してみよう!

以上の記事は「つり丸」2017年5月15日号の掲載記事です。