東京湾の新安浦港「村上釣船店」では周年、近場のアジを狙っている。当日は猿島周辺の水深30m前後を狙ったが、コマセが効くとダブルまじりでアジが釣れ盛り、船中がお祭り騒ぎとなった。

近場で気軽に楽しめる好調なビシアジ 半日で70匹以上の釣果も納得!

shikake_056_1573768918 コマセが効き、船中あちこちで黄色味を帯びたアジが上がり始めた。

船内はお祭り騒ぎに突入し、私もビシを指示ダナで振るや、竿の穂先が「ツツツン」と勢いよく入った!

追い食いを狙って少し待ち、電動リールをスイッチオン!

ポイントは猿島沖 コマセが効くまでは辛抱

0515rep4-shiro_14_1573770871 当日は水深30m前後を主に狙った 4月15日、新安浦港の「村上釣船店」を訪れた。
 
堀ノ内駅から迎えに来てもらうと、漁協の周辺にタコツボが所狭しと積まれていた。

その奥に並ぶ船宿では、貸し道具や救命胴衣に加え、レインウエアや長靴まで借りられるため、半日出船というシステムとともに沖釣りの敷居を低くしているのが嬉しい。

「いい時は半日で70匹くらい釣れるから」と、聞いて期待は高まる。

今回は釣友の島新太郎さん、布民代さん兄妹も協力してくれた。

土曜だけあって港は釣り人で賑わい、我ら「村上釣船店」も十数人のお客さんが集まった。

筆者は左舷胴の間だ。
 
定刻の7時半に出船し、10分ほどで猿島周りに到着。

魚探を駆使してピンポイントの根に群れるアジを探索する。

「はい、タナは30mです。底から3m上でやってください」と、笑顔を絶やさない村上敏宏船長がOKを出した。

さっそく釣り方を確認すると、「底から2m巻き上げてコマセを振り、1m上げて待つ。それを2回繰り返すとコマセがなくなるので、詰め直してください。まめにコマセを振る人が釣ります」と親切に説明してくれた。
 
続いて、釣り場について確認すると「この時期は猿島から観音崎沖を狙うが、猿島沖の水深20〜50mが中心。最近は30mくらいの場所をやるよ」と、浅場を狙うことが分かる。

型はやや小ぶりだが、美味しいアジが揃うのが魅力だ。
 
この日は風と潮の向きが逆ということもあり、最初にイシモチが出た。

コマセが効くまでの間に、アオイソメのエサが取られたり、マダコらしいアタリで仕掛けを取られるハプニングも起こった。
 
右舷のベテラン2名が型を見たのは開始から1時間後。

カメラを持って駆けつける間もなく、バケツのなかを泳ぐ中型のアジは黄色味が強く、じつに美味しそう。 0515rep4-shiro_04_1573769668 仕掛けはハリス2号の2〜3本バリ

コマセが効くとあちこちでアタる!

0515rep-shiro_02_1573769000 コマセはイワシミンチ。付けエサはアカタン そして、9時を回った頃からコマセが効き始め、船中あちこちでアジが食い出した。

島さん兄妹も連発し、娘夫婦と釣りに来たというお父さんも次々にアジを抜き上げる。

型は中小型が主体だが、いずれも居着きのキアジ型で食べるのが楽しみ。
 
この時とばかり、次々にシャッターを切るが、ダブルで上がってくることも多々あり、撮る前に1匹がハリから外れて苦笑い。

やや食いが浅いのか、取り込み直前でバレることもあったので、こんな時は素早くハリスを手繰り、外れる前に抜き上げよう。
 
時合いに入り、あちこちで上がるため、アジ釣り初挑戦のお兄さんも次第にコツをつかんだようだ。

バケツの中もアジがどんどん増えていく。
 
こうなったら私も釣るしかない!

10時を回るや、ビシにコマセを詰め、アカタンを3本バリに刺して、タナを取ってコマセを振る。

すると、20秒もしないうちにビシ竿の穂先が「ツツツン」と勢いよく絞り込まれた。

やはりアジのアタリは明確だ。
 
少し待って巻き上げに入るも、水面下に見えたのは1匹。しかし、抜き上げる前にバラシ…。
 
再投入すると次のアタリがきて、20㎝手前のアジをバケツに収める。

自分が釣る番になったら、落ち着いてコマセを振ることが大切だ。

アタらないと見るや、一気に巻き上げてコマセを詰め直す。

水深が浅くても120号程度のビシを使うため、電動リールが使いやすい。

今度はダブルで食ってきた。
思わず笑みがこぼれるが、次のアタリでは1.5号のハリスが一発で切れた!

いつも釣行前に仕掛けを作るが、買ったばかりのハリスが弱っていたのか?

仕掛けを交換し、次を狙う。
船長が船を立て直す際は、慎重に旋回し、正確にアジの反応の上に乗せようとしているようだ。

それだけに毎回、期待が持てる。

終了間際に風が強まったが それでもアタリは続いた!

11時前から風が一気に強くなり、バタバタと音が立ち始め、海面も細かい波が風に飛ぶようになってきた。

こうなると船を立てるのも一苦労だが、コマセをしっかり振ればポツリ、ポツリと中型が掛かってくるので手を休めるわけにはいかない。

風が強く、隣の方と何度かオマツリしたのが申し訳ない。

船長に仕掛けについて聞くと、「風が強いと潮が澄んでくるから、食い渋った時に限ってハリスは1.5号でもいいけど、普段は2号で十分。サバがまじるなら2号より細いと不安。ハリ数は3本だと絡まりやすいこともあるから、2本が扱いやすいよ」と言う。

確かにダブルはあってもトリプルは見なかったし、水深が浅いならハリ数を欲張らず、まめにコマセを振る方が良い結果になるのかも知れない。
 
11時30分を回ったところで納竿となった。

釣果は18〜26㎝級のアジが6〜25匹。

強風でやや釣りにくかったが、入れ食い時の釣れ具合を見ると、潮が良ければ半日で70匹以上の釣果が出るというのも納得。

近場で数釣れるアジ、気軽に挑戦してみよう。

釣り場は港から至近!猿島沖の ビシアジ釣行レポート

0515rep4-shiro_03_1573769960 メインポイントは猿島沖 0515rep4-shiro_06_1573770003 手返しよく仕掛けを入れなおしてコマセをまこう 0515rep4-shiro_11_1573770086 近場で気軽に楽しめるビシアジ 0515rep4-shiro_01_1573770126 猿島沖のアジは好調が続いている! 0515rep4-shiro_12_1573770257 中小型のアジはとても美味 0515rep4-shiro_07_1573770427 食いが立っている時間帯は追い食いを狙ってみよう 0515rep4-shiro_08_1573770288 筆者はダブル! 0515rep4-shiro_02_1573770322 筆者と同行した島さん妹もこのとおり! 0515rep4-shiro_10_1573770370 落ち着いてコマセを振ることが大切だ。 0515rep4-shiro_13_1573770501 食べてもとても美味! 0515rep-shiro_03_1573770707 イシモチが定番ゲスト 0515rep4-shiro_16_1573770773 今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・新安浦「村上釣舟店」 東京湾の新安浦港「村上釣船店」では周年、近場のアジを狙っている。

大型狙いというよりも中小型の数釣りという展開が多くなるが、黄色い居着きのアジが主流なので、食味の良さは折り紙付きだ。

料亭や居酒屋にも直行するという。フライ、開き、ナメロウがおすすめだ。
 
当日は猿島周辺の水深30m前後を狙ったが、コマセが効くとダブルまじりでアジが釣れ盛り、船中がお祭り騒ぎとなった。

村上敏宏船長に釣り方を聞くと、「底から2m上げてコマセを二回振り、1m上げて待ってください」という。

120号前後のビシを使うので、水深が浅い時も電動リールが使いやすい。手返しを早くし、まめにコマセを振ることがコツだ。
 
港から釣り場が近く、午前船と午後船も選べるうえ、道具以外にレインウエアや長靴も借りられるのが嬉しい。

この日も初挑戦の方が乗船していたが、着実に釣果を伸ばしていた。
 
取材日は風が強く、潮が澄み気味のためいささか苦戦した。

それでも潮が良ければ、半日でトップ70〜90匹以上の釣果も期待できる。
 
暖かくなり、思わず外へ出かけたくなる週末は、手軽に楽しめ、おかずにも最適なアジを初心者、カップル、ファミリーで存分に釣ってみよう。

以上の記事は「つり丸」2017年5月15日号の掲載記事です。