波崎沖ではアカムツが爆釣中!波崎新港から出船している「三栄丸」では、食い活発で連日トップ10匹を記録!40㎝近い良型もまじっている!美味しい高級魚を食べて体力アップしよう!

昔のイメージとは大違い!?体力をつけてから出直しだ!

茨城県の東端に位置する波崎沖ではアカムツが好調、いや爆釣といっても良いほどの釣果が出ていた。

取材に伺ったのは波崎港の「三栄丸」。

茨城のアカムツといえば秋の釣りという印象があった。

4月に茨城へとアカムツ釣りに行くのは初めてのこと。

どんな釣りだろうかとワクワクしながら車を走らせた。

今や季節を問わない!?連日トップ10匹!

shikake_058_1587881220 編集部から取材依頼を受けたとき、「まだ4月なのにアカムツ釣れるのか?」といぶかしく思いながら、船宿のホームページをチェックしてみて驚いた。

ほとんどの日でトップ10匹の釣果になっている。

茨城県ではアカムツの規定数が10匹なのだが、出船すればほぼ規定数に達しているのだ。
 
茨城県でアカムツ乗合が始まったのは、ちょうどつり丸が創刊された1999年頃のことだ。

その当時は秋の産卵時期に浅場へと乗っ込んでくるアカムツを狙っていた。

それから20年が過ぎた現在、アカムツは季節を問わず狙える魚へと変わっていたようだ。
 
事前に船長から聞いた情報では、水深は160mから250m、オモリは200号を使うという。

夏から秋にオモリ120号を使う浅場のアカムツ釣りと比べてヘヴィなタックルだ。

それならばと、昔から愛用している深場タックルを持って出かけた。

「三栄丸」には昨年7月にも取材に来ている。

広い鹿島新港奥の岸壁に船が着けられている。

木村卓三船長に挨拶し、空いていた胴の間に道具をセットした。

現在のポイントは行程約1時間半と時間がかかるが、新型コロナウィルスのこともあり、キャビンには入らず釣り座で過ごすことにする。
 
集合はまだ暗い午前4時、波間を進むと徐々に夜が明け、ポイントに着くころにはすっかり明るくなっていた。
 
まずは水深170mで開始する。

釣り人を見渡すと、ほぼ全員が竿を手持ちにして誘いをかけている。

このところの好調を裏付けるが如く、最初の流しから数人の竿が曲がった。

シャープな引きをみせて上がってきたのは30㎝前後の本命アカムツ。

この食いっぷりなら、規定数の10匹に届く人が出るのも納得だ。
 
しかし、良いことばかりではなかった。

すぐにサバが寄ってきた。

オモリの着底と同時に竿先がふわふわと揺れるサバのアタリ。

底近辺までサバの反応が入ってしまったようだ。

サバを避けるのは難しい、サバを釣りながらアカムツのアタリを待つという辛抱の釣りになった。 TM0515_report1_08_1587881825 エサはホタルイカ TM0515_report1_09_1587881862 サバのタンザクの抱き合わせなども

アカムツは高活性も、サバのじゃまが…

少し遅れて私も参戦する。

取材しながらの釣りということもあり、オールドスタイルの置き竿釣法で挑む。

2.7mの長めの竿を使い、オモリが底を叩くようにして誘いをかける。

ほどなく本命のアタリがきて、28cmの小型アカムツが釣れたものの、その後はサバばかりが食ってきた。

アクセサリー類を全部外して目立たないようにしても効果なし。

「今日は特にサバが多すぎるよ」と船長も困り顔だ。

「三栄丸」ではエサにホタルイカが配られる。

量もたっぷりあり、このホタルイカだけでもエサは十分だが、新鮮なサバを切って抱き合わせにするとエサ持ちも良い。

37㎝の良型に満足!食べても最高でした〜

日が高くなると、ふっとサバがいなくなる時間帯が現れるようになった。

そのチャンスに食わせられる人は数を伸ばしているが、どうも私にはアタリが来ない。
 
200号オモリを手持ちで釣るのはいささか疲れるので置き竿釣法を選択したが、手持ちで丁寧に釣っている人にアタリの多さで敵わない。

どんどんと釣果に差が開いていった。
 
好調に釣る常連さんを横目でみている中、やっと私にも良型のアカムツのアタリがきた。

途中のシャープな突っ込みはサバとは一線を画す引きだ。

海面に赤い影が見えた、タモですくったのは37cmの良型アカムツ。

この一匹があれば満足だ。
 
沖揚がりの時間を迎え、トップは10匹。

平均4〜5匹のアカムツを手にした。

これだけ釣れる日には滅多に出会ったことがない。

そんな好調日だったが、私は2匹でスソ。

アカムツ釣りを甘くみていた、一から出直しだ。

とりあえず次回は手持ちでしっかりと誘って釣るようにしよう。
 
釣れたアカムツはもの凄く太っているメタボ体型だった。

刺身にして炙ると、脂がしたたって皿に溜まるほどだ。頭と中骨からは濃厚なダシが取れる。

刺身と椀物を作り、37cmのアカムツは、夫婦二人の食卓に半身もあれば十分な量だった。 TM0515_report1_03_1587881942 グラマラスボディーで脂の乗ったアカムツ。もちろん味は折り紙付き。刺身に塩焼き、煮付けと何にしても絶品

波崎沖 春のアカムツ釣行レポート

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波崎沖ではアカムツが絶好調だ。

波崎新港から出船している「三栄丸」では、トップが規定数の10匹に達する日が続いている。

ツ抜けしなくとも、型を見られれば満足すべき高級魚のアカムツだが、ボウズがほとんどいないことが好調さを裏付けている。
 
いま狙っているポイントは港から行程1時間半ほどで、普段よりも沖合いのポイントだ。

水深は160m〜240mで、潮具合によって攻める水深が変わる。オモリは200号を使うが、タックルはオモリ負けするくらいの7対3調子、長さ2m前後のゲームロッドで狙う人が多い。
 
釣れ上がるアカムツは30㎝前後がレギュラーサイズで、これに40㎝近い良型がまじってくる。

どの個体も丸々太っていて、良型が1匹あれば4人家族で刺身が十分楽しめるボリュームだ。
 
波崎沖のアカムツ釣りは手持ちの誘いが主流。エサを動かしてのアピールは重要だが、エサを止めて食わせる間を与えるのがさらに重要という。

動と静を使い分け、美味なる高級魚を攻略しよう。
 
これから夏場にかけて、徐々にポイントは120m〜150mほどの浅場へと移っていく。

オモリも120号を使うようになり、誘いの釣りがより効果的になる。

「三栄丸」の木村卓三船長は波崎沖の釣りに精通したベテラン船長で、ほぼ周年アカムツ乗合船を出しているので、近況や釣り方は遠慮なく聞いて、釣果を伸ばそう。

以上の記事は「つり丸」2020年5月15日号の掲載記事です。