相模湾のターゲットを手軽にいろいろ釣って楽しむ!茅ヶ崎港「沖右ヱ門丸」LT五目!入門しやすく、ズバリ釣れる!シャクリとポーズをいろいろ試して五目釣りを満喫しよう!

定番の激うまアジ+旬魚!クーラーの中は賑やか!

相模湾のターゲットを手軽にいろいろ釣って楽しもう!

そんなコンセプトで出船している茅ヶ崎港「沖右ヱ門丸」のLT五目の釣果が、グングンアップしている。

今後も夏に向かって釣れ出す魚たちが加わり、さらに盛り上がっていくので、その釣り方を詳しく紹介して行こう。

「年間を通して狙えるアジは脂を蓄えて美味しさを増してくるし、メバルやマダイ、ハナダイなど春を代表する魚たちの反応もまだまだあって楽しめます。今後はイサキやクロダイ、メジナなどもまじるようになるので、充実したお土産が期待できると思いますよ」とは、この釣りを担当する木村研二船長の言葉だ。

これだけの魚種を釣るには、それなりの技術が必要かとも思われるが、その心配は無用とのこと。

後に説明するが、基本は〝ビシをシャクって、リールを巻いて待つだけ〟。

誰にもできるこの作業を繰り返すことで、さまざまな魚が釣れると言うのだ。

「うちは、入門者でも簡単に釣れて楽しめるをモットーに、この釣りを始めましたからね。最初に覚えてもらうのは、これで十分なんです。そのためにも釣りやすいLTにこだわりましたしね」と微笑んだ。

LTだから誰もが 楽しく扱えて釣れる

shikake_p52_1593310545 LTとは字の通り〝軽い道具〟を意味するが、そのメリットは軽さだけではなく、いろいろなことに関わってくるので説明しておこう。

「LTの概念は、通常より細い道糸を使って釣ることが大前提になっていて、この細糸を用いることで結果的に(道糸が受ける潮の抵抗が弱くなるので)軽いオモリでもポイントを直撃でき、さらにそのオモリに対応する軽い道具で釣りができるってことになるんですよね。道具の軽さは、感度に直結するし、操作性もアップします。つまり、釣りやすい道具ってことになるんです」と船長。

感度が上がれば、魚の引き味も強く感じる。LTを用いる釣りは、入門者や非力な女性、子供に適しているだけでなく、ベテラン陣も楽しめるものになっているのだ。

最近では各メーカーがこぞって「LT用」とか「ライトゲーム用」のロッドを発売しているので、その中より80号オモリまで背負えるタイプを選ぼう。

LT五目は、カゴに詰めたコマセをシャクってまきながら釣るので、振り出しやすい7対3調子がオススメ。

長さは扱いやすい2m前後が現在主流になっている。

リールは手巻きでも楽しめるが、まれに深場を探ることもあるので小型の電動リールを推奨。

さまざまな魚がターゲットとなり、時に大物もまじるのでドラグ性能の良いタイプを選びたい。

道糸は、LTの概念よりPE2号を基準としているが、「沖右ヱ門丸」ではエントリーしやすいよう3号までは許容範囲としている。

コマセカゴは、オモリをセットするタイプのプラカゴでも一体型のビシでも、どちらでも良い。

通常は30〜40mのポイントが多いので40〜60号を用意するが、現在はお土産になる激うまの良型アジが水深80m前後で好調に釣れているので、80号までを用意するようにしよう。 TM0715_tokushu7_17_1593310755 最近はゲームロッドを使う人が多い。ターゲットの中にはパワフルな魚もいる。リールはドラグ力があるモノを! TM0715_tokushu7_20_1593310898 本来ビシは40号のプラビシで事足りるが、深場を攻める場合もあるので80号まで用意しよう

ウイリーと空バリのハイブリッド仕掛けで挑む

shikake_p53_1593310937 「沖右ヱ門丸」で使うオリジナル仕掛けには工夫がある。

ハリに化繊を巻いた疑似バリのウイリー2本と一番下に空バリ1本を付けた全長2.8mの3本バリ仕様で挑んでいるのだ。

「これから暑くなってくると水温も上がり、エサ取りが多く出てきます。ウイリーを使うのは、その対応もありますが、何よりエサを付けずに済むお手軽さからなんです。入門者はいかに投入の合図と共に仕掛けをスムーズに落とせるかも重要になります。ウイリーだけでも実際、食ってきますしね」。

一番下に空バリを付けたのは、より五目性を高めるためとのこと。

「空バリにはオキアミを刺して挑みますが、やっぱりエサの威力は絶大で、ウイリーに興味を示さないときやコマセをまき切ってしまったときなどの保険にもなりますからね」と船長が説明してくれた。

なお、テンビンやクッションゴムなどの小物類は、仕掛け図にある通り用意しよう。 TM0715_tokushu7_18_1593311053 ウイリーのカラーは、実績あるピンク、グリーン。仕掛けの太さは2号と3号があるが、今後は良型が多くなるので3号を使おう TM0715_tokushu7_19_1593311115 カラバリとウイリーにエサを付けた完成形がこちら

コマセを振り出すビシの窓調節も重要

コマセを詰めるビシ(またはプラカゴ)の窓調節も最初にやっておこう。

当地のコマセは、アミコマセを使用する。

アミコマセはオキアミコマセに比べるとビシから出やすく、調整を誤るとタナを探っている途中でなくなり、この釣りで重要となる仕掛けとコマセの同調ができなくなるので要注意だ。

「この釣りの仕組みは、振り出したコマセで魚を寄せると同時に、ウイリーやエサまで食わしてしまうものです。コマセを切らさず誘うには、下窓は全閉。上窓を3分の1程度開けるのがセオリーです。それで指示範囲のタナを2往復探って回収し、少々余っていれば理想的と言えます」と船長が教えてくれた。

ビシをシャクってリールを巻いて待つだけ

shikake_p54-1_1593311241 be67b0dc21c1e39d18e32c363a3684ea ここからは具体的な攻略法に入るが、まずはその第一歩となる『仕掛けを絡ませずに投入する方法』や『底ダチ取りをしっかり行う』ことも重要なので上のイラストを見て、イメージトレーニングをしておこう。

LT五目釣りはコマセを使ったシャクリ釣法で、先程も述べた通り仕掛けとコマセの同調が最重要課題となる。

では、どのようにコマセと仕掛けを同調させるか?になるが、それは冒頭で紹介した簡単な釣り方〝ビシをシャクって、リールを巻いて待つだけ〟で事足りるのだ。

「ロッドを振り上げてビシをシャクれば、ビシの上窓からフワッとコマセが出ます。その後、リールを1回転させて仕掛けを巻き上げれば、出したコマセの中に仕掛けがスーッと入り、同調させることができますからね」。

詳しいやり方は上にある解説図を参考にしよう。

ちなみに注意点は、ビシをシャクリ上げた時に一度止めを入れること。

コマセは、ビシをシャクリ上げて止めた時にフワッと出る。

つまり曲がった竿先が戻るのを待ってからリールを巻かないと同調させることができないのだ。

また、巻き上げの1回転は基本形で、潮が速い場合などは2回転させても良いと覚えること。

探り方は主に2タイプ、リズム良く探ろう

shikake_p55_1593311582 狙うポイントは、さまざまな魚が居着き、回遊もある根周りや魚礁が多く、水深は30〜40m前後が中心(前記した80mなどもあるが)となっている。

船長は魚探の反応や実績のある場所を点々と攻めていくが、通常その指示ダナは海底から2m切った位置から5、6mまでの範囲を探ることが多い。

「指示ダナは、仕掛けの長さを考慮してアナウンスしていますからね。底から2m切っても仕掛けの長さは2.8mあり、仕掛けの馴染みを待って探れば底モノもしっかり狙えます。タナ上5〜6mの指示が多いのは、その範囲内でターゲットとなる魚が多く生息しているのが理由で、魚が浮いている場合などは10mから20mと具体的に指示することもあります」とのこと。

いずれも仕掛けの馴染みを待ったら、前記のシャクリを開始。

なおシャクリは難しく考えるとリズムが崩れるなど良いことがないので、入門者やビギナーは、単純にビシをシャクって、リールを巻いて待つだけに専念しよう。

タナの探りはビシの紹介で伝えた通り2往復が基本。それ以上行うと魚たちに警戒心を与えることにもなるので、インターバルを取る意味でも回収し、再度投入して探り直そう。

慣れてくればシャクリのパターンで魚種の釣り分けもできるこの釣り。

その際のキーワードは、シャクリの速度と同調時の待ち時間(通常、船長はオールラウンドの5〜6秒とアナウンスする)となるので、参考までに紹介しよう。

イシダイ・ハナダイ・イナダ…シャープなシャクリで、1〜2秒待ち。

マアジ…シャープなシャクリで、2〜3秒待ち。

イサキ…ソフトなシャクリで4〜6秒待ち。

マダイ・クロダイ…ソフトなシャクリで6〜10秒となっている。

ファミリーフィッシングや入門にも最適なLT五目釣り。

紹介したことを実践して爆釣。

夏の思い出を作りに出掛けしょう!

相模湾 茅ヶ崎沖LT五目!釣行レポート

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メッチャ引いて楽しいです

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通常の五目釣りは、五魚種の魚が釣れれば目標クリアとなるが、ここ茅ヶ崎港「沖右ヱ門丸」で年間を通して案内しているLT(ライトタックル)五目では、それ以上の魚がクーラーの中に収められることも珍しくなく、現在その要素がグ〜ンと高まっている。

「これからの時期は、イサキやメジナ、クロダイなども釣れる魚に加わるからね。充実したお土産が期待できると思いますよ」と語ってくれたのが木村研二船長で、ここではアミコマセを使ったシャクリ釣りで、それらの魚を仕留めている。        
 
現在攻めている水深は30〜40m。

その範囲内にある根周りや漁礁を中心に実績あるポイントの反応を見て、さまざまな魚を狙っている。

「タックルもライトで、釣り方もシンプル。コマセを詰めたビシをシャクって、リールを巻いて待つだけだから、入門者はもちろん、女性や子供でも楽しめます。去年は夏休みの思い出作りにファミリーでチャレンジする方も多かったですよ」と船長。

ちなみに、慣れてくるとシャクリのパターンで魚を釣り分けられるので、ベテラン陣も熱くなっているという。

お土産充実のこの釣りに出掛けよう!!

以上の記事は「つり丸」2020年7月15日号の掲載記事です。