東京湾の江戸前マダコが好調!好漁場として有名な小柴沖で、モンスター級が連日顔を出している。金沢八景「小柴丸」でも餌木タコが大人気!今年も激アツ!マダコフィーバーだ!!

人気の餌木タコに筆者が初挑戦 ビギナーズラックで2.4kgゲット!

sikake_068_1595813822 いきなり昨シーズンの話をするのも変だが、それほどに昨シーズンの東京湾のマダコは空前の好釣果に沸いた。

好釣果に比例するように、連日マダコ乗合船は満員。

普段はマダコ乗合船を聞かない船宿でさえ出船するほどのフィーバーだった。
 
寿命が一年ほどのマダコだけに、今年はどうなってしまうのか?期待半分、そして心配半分で迎えた今シーズンも開幕早々に連日好釣果が続き余計な心配だったようだ。
 
そして昨シーズンのマダコフィーバーがもたらしたのが餌木タコ人気。

元々は関西エリアを発祥とする釣り方で、イカ釣り用の餌木をタコ釣り用に改良。

イカエギング同様にゲーム性の高さから人気が出るのも必然ではあった。

東京湾でも静かな人気はあったが、その存在感は従来のタコテンヤに比べると大きいものではなかった。
 
しかし、昨シーズン状況は一変。
東京湾でも餌木タコの人気は不動のものとなった。

今回お邪魔した金沢八景「小柴丸」の鈴木仁船長の話では、「餌木タコは初心者にもお勧めです。テンヤよりもアタリが明確だし、即アワセで掛かりやすく、バレにくい」とのこと。
 
じつはあの派手なカラーで釣れるのか半信半疑だった私だが、昨シーズンに定数達成の爆釣を横で見せつけられ、今年こそ挑戦してみたいと思っていた。

7月1日に開幕を迎えた小柴沖。

さっそく7月11日に「小柴丸」にお邪魔した。

強風が吹き 苦戦する!

TM0815_report1_13_1595814395 当日は小柴沖をメインに攻めた 小柴沖は江戸前マダコの一級ポイントとして有名なエリア。

マダコは基本的に寿命が1年で、梅雨時期に「新子」とも呼ばれる300gほどのマダコが一潮ごとにどんどん大きくなる。

一般的に夏時期までは、小さめのタコの数釣りシーズン。

そして秋以降の初冬がサイズ狙いと大別される。
 
しかし、この小柴沖では本来なら新子メインの季節でありながらも良型を期待でき、越冬物の2kgオーバーの特大マダコも頻繁にお目見えする。

釣行前日は3.3kgのモンスターマダコも顔を見せ、トップ14杯と数釣りまで楽しめたようだ。
 
昨年の好調さそのままに開幕したので、釣行日も強風予報のなかで計16名が集まった。

そのうち14名は餌木で狙う。
 
初の餌木タコに用意したのは、タチウオテンヤ用ロッド。

掛かった後に海底に貼り付くこともあるので、胴がしっかりと強くないといけない。

しかしながら細かな誘いや、もそっとしたタコの乗りを感じることができる竿先の繊細さも必要。

最近では多くの専用竿も出ているが、代用としてはタチウオテンヤ用もまずまずだ。
 
リールは小型両軸。

タコ釣りに根掛かりは必至。
PE2号未満の細糸では道糸が切れてしまう。

そしてマダコは糸の太さがアタリの数に影響しない。

そこで道糸はPE3号を選択。
 
餌木には3.5号のタコ用を2個。
なるべく目立つように派手な黄色と赤。

そして下から50cmのところにはタコベイトを装着した。
 
見るからに嘘だと分かる仕掛け。

他の多くの魚を狙う時に仕掛けだとバレないように細糸を選択し、エサが自然に見えるようにと苦慮しているのは何なのか?

タコは派手さが好釣果につながる本当に不思議な釣り物だ。
 
冒頭に説明したように筆者は餌木タコ未経験。

誘い方もよく分からないので、とりあえずタコテンヤの経験からこまめにトン、トン、トンと底を叩くように手首分テンヤを上げ下げするイメージを竿先で再現する。
 
ポイントまでは15分ほど。釣り場の水深は10m前後。

この日、鈴木船長が選んだポイントは沖目のポイントで、タコ釣りには珍しく根掛かりが少ない。

しかし大型がよく出るポイントだ。
 
沖に出ると予報通り風速10 m╱sを超える強風。

竿先をこまめに動かすが、波の上下が大きくてほとんど意味をなしていないのではないか?

しかも浅い分だけ底荒れが激しいのか?

前日の爆釣が嘘のようにタコの乗りが悪い。 TM0815_report1_17_1595814719 餌木は2個付け。2つとも違う色を付けよう TM0815_report1_18_1595814789 道糸やリーダーにアピールグッズを付けてもOK

筆者に2.4㎏の大型が乗った!

開始1時間ほどで500gほどの本命が船中2杯上がったのみ。

さっそくタコではなく、風との戦いになりつつある。
 
なるべく海底から餌木が離れないように波の上下をいなしていると、筆者の竿にムニュッとした独特の重み。すかさずアワセを入れるとはっきりとした重量感。

1kg弱のサイズが海面に足を広げて上がって来た。
 
だが、その後も厳しい時間は続く。

船中でポツリポツリと上がる程度。

次第に風は勢いを増してきた。

少しでも風裏の場所を探して岸壁そばのポイントに移動。
 
ここで私の竿先に異変。
ムニュッと重みを感じたのでアワセを入れると、少し動いてピタッと止まった。

あれ?海藻でも引っ掛けたか?ドラグをきつめにして力を入れるとモソっと動いた。

どうやらタコが一瞬海底に貼り付いたようだ。
 
先ほどとはまるで異なる重量感。

絞めたはずのドラグが出される。

上がった巨大な大輪は2.4kgの大マダコ。

まさにビギナーズラック。
 
ますます勢いを増す強風に、後半も岸壁近くのゴロタが点在する場所を狙う。

波風がないので、仕掛けが海底から動かず釣りやすい。

そして底荒れも少ないのだろうか?ここでは船中でアタリが続いた。
 
前評判どおりに頭がミカンサイズの新子はあまりまじらなかった。

前半苦しんだので数は伸びなかったが、トップは右舷船尾の藤田さんの6杯。

大型は私の2.4kgも出た。
 
餌木が海底から付かず離れずの、いわゆるゼロテンションの状況でよくアタリが出るそう。

後半の風裏でアタリが多く出たのは、海中の荒れ状況以外に釣りやすさもあったのかもしれない。
 
取材翌日には、なんと4.6kgのモンスターマダコも出た。

今年も東京湾の江戸前マダコに熱く沸く夏が訪れそうだ!

今年もいいぞ!東京湾マダコ 釣行レポート

今シーズンは 餌木タコが大人気!!

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今シーズンも上々の滑り出しを見せている東京湾の江戸前マダコ。

好漁場として有名な小柴沖も7月1日に開幕を迎え、越冬物のモンスター級のマダコが連日顔を出している。
 
ここまでは例年通りだが、近年大きく変わったことがある。

それは昨シーズンの空前の好調に沸いたマダコフィーバーに押されて、東京湾でも地位を確立した「餌木タコ」。

元々は関西エリアを発祥とする釣法だが、東京湾でも人気を獲得した。
 
金沢八景「小柴丸」の鈴木仁船長にうかがうと、「今年も開幕早々数も型も出ていますよ。うちはタコテンヤと餌木タコとどちらでも楽しめますが、最近は餌木のお客さんが本当多いです。開幕して10日ほど経ったけど、終日テンヤで釣りしていたのは2、3人かな?」とのこと。
 
人気の理由を聞くと「初心者は餌木の方が釣りやすいと思いますよ。アタリも明確だし、掛けるのも即アワセでバレにくいですから。これに高いゲーム性が加わるから人気も出るでしょうね」と鈴木船長。
 
筆者も初の餌木タコに挑戦。

いきなり2.4㎏の良型でビギナーズラック。

釣行前日は最大3.3㎏でトップ14杯。

釣行翌日はなんと4.6㎏のモンスターも出現。

昨シーズンに引き続き、今年も熱いマダコフィーバーの予感だ!!

以上の記事は「つり丸」2020年8月15日号の掲載記事です。