山形県南陽市でおとといおきた山火事は発生から50時間以上たった今も消火活動が続いています。

山が焼けた範囲は135ヘクタールに拡大しています。

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鈴木健一 カメラマン「林野火災があった秋葉山上空です。山全体から煙が上がっています。発生から30時間以上たっても煙の勢いはおさまっていません。」

この火災はおととい午後に南陽市宮内の秋葉山で起きたもので、3日目となるきょうは、自衛隊などの合わせて6機のヘリや、警察や消防などおよそ380人が出て消火活動が行われました。

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南陽市によりますと、山林の焼失面積はきのう午後5時時点の95ヘクタールからきょう正午には、およそ135ヘクタールに拡大。

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主に山の西側や北東側に火が広がっているのがわかります。

市は、住宅に燃え移る可能性があるとして、宮内地区と中川地区の148世帯410人に避難指示を出し、住民に避難を呼びかけています。

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南陽市福祉課 井上重弘 さん「(住民は)不安はあったと思う火災の危険性を感じて避難情報が出されてそれを受けて来ている人がほとんど」

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市はきのう、3か所の公民館に避難所を開設。

15世帯27人が避難し、2世帯3人が一夜を明かしたということです。

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50時間以上経った今でも鎮圧に至らない今回の林野火災。

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消防団は、風や乾燥により複数の場所で火が上がっていることが、消火活動が難航している原因の一つと話します。

南陽市消防団 菊地政和 副団長「消火するポイントが時間ごとに随時変わりまして、優先順位を付けながら連携を取って消火活動にあたっている。」

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きょうの消火活動は先ほど終了し、明日も行われます。

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