梅雨前線に、非常に湿った空気が流れ込んだ影響で、福岡県内で27日未明から猛烈な雨が降り、久留米市で観測史上最大の雨を記録しました。

福岡県や佐賀県に線状降水帯が形成され、久留米市で27日朝、1時間に92・5ミリと観測史上最大の雨を記録したほか、朝倉市でも6月として観測史上最大の雨となり、県内各地に大雨や洪水の警報が出されました。

久留米市では、道路の冠水や建物の浸水被害が発生し、市内19カ所に避難所が開設されました。

2019年の豪雨で、2度浸水被害を受けた久留米市の美容室は、27日も店内が30センチほど水に浸かり、朝から片づけに追われました。

「(水が)入ったよ、って連絡をもらってから飛んできました。
また(水)入るんだったら、また同じことやらないといけないから、でも生活かかってるし、きついですね、今年はコロナもあるので」

また小郡市では、上流に降った雨で市内を流れる宝満川の水位が急速に上昇し、浸水被害が出る恐れがあったため、午前10時10分、698世帯1716人に避難指示が出されました。

【レポーター】
「小郡市大崎地区です。田んぼの方見てみます。ところどころ境目がわからなくなっていて、水かさが増しているのがわかります」

この雨で、交通機関にも影響が出ました。

JR鹿児島線や久大線などで、運転見合わせや徐行運転を行ったため、運休や遅れが出でいます。

梅雨前線の活動は、いったん小康状態となっていますが、27日夜から28日未明にかけて再び活発となって、局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。

気象台は引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに警戒するよう、呼びかけています。