トッテナムに所属するイングランド代表MFエリック・ダイアーの金銭感覚は非常に庶民に近いようだ。イギリス『サン』が伝えている。

プレミアリーグは今シーズンからウィンターブレークを導入。そして、年末年始の超過密日程を乗り切った多くの選手たちは、その休暇期間を利用して母国への帰郷や中東など温暖な地域への旅行を楽しんでいる。

その中で多くのスタープレーヤーは自身が所有するプライベートジェットやファーストクラスなど、悠々自適の移動手段を用いている。だが、そういったプレーヤーと一線を画すのが、ダイアーだ。

トッテナムでは週給6万ポンド(約850万円)を受け取っているとされるダイアーだが、今回友人と共にモロッコのマラケシュに旅行する際に使用した航空会社は、イギリスで格安航空会社として知られる『イージージェット』。

同社は機内食や飲料の有料化など、徹底的なコスト削減によって低価格を売りとしており、現地の学生やバックパッカーなどに支持されている。また、『サン』が伝えるところによれば、今回の航空券代は250ポンド(約3万5000円)という破格の安さだったという。

190cm近い大柄な体躯を他の乗客と同様に狭いシートにねじ込み、機内ではカートからコーヒーを自ら紙コップに注ぎ、長い入国審査の列にも文句を言わずに並ぶなど、およそスタープレーヤーと思えない素振りを見せていたダイアーに対して、偶然乗り合わせた乗客の1人は以下のように語っている。

「確か彼は前日の試合でプレーしていたと思う。それにも関わらず、この航空会社を選んだところに彼の庶民的な人柄が出ていると思う」

また、別の乗客は、「彼は積極的に話をしてくれた。僕たちは試合についておしゃべりしたんだ。最後には『良い休日を』って言ってくれたんだ」と、同選手とのやり取りを明かした。

なお、ダイアーはマラケシュ到着後、自身の『インスタグラム』で友人と共に荒野の壮大な風景を満喫している様子を投稿するなど、同地での休暇を楽しんだようだ。

これまでダイアーに関する倹約家のエピソードはあまり知られていないが、今回の旅行に関しては気が置けない友人との旅行だったことが影響しているのかもしれない。

高給取りのダイアーが友人の旅行費用を負担することは簡単だが、そうなると友人関係が、同選手とその取り巻きのような形に変化してしまう可能性もある。それを嫌った同選手は自身が友人と同じ金銭レベルを共有することで、あくまで対等な友人関係を継続したいと考えていたのかもしれない。