近年のイングランドフットボール界を牽引してきたマンチェスター・シティが大崩れするかもしれない。イギリス『BBC』が報じた。

以前からファイナンシャルフェアプレー(FFP)の件で嫌疑がかけられ、2018年11月にドイツ『Der Spiegel』からクラブ内での不正な財政コントロールの指摘を受けたシティ。欧州サッカー連盟(UEFA)が14日、ついにその決定を言い渡した。

UEFAはクラブファイナンシャルコントロール機関(CFCB)と協力の下で進めた調査で、シティが2012〜2016年にわたるスポンサーシップ収益の水増しにより、ファイナンシャルフェアプレー(FFP)制度をすり抜けようとしたという結果に至った。それに伴い、シティに対して処分も決定。来シーズンから2年間のUEFA主催大会出場禁止処分と、3000万ユーロ(約35億6000万円)の罰金処分を発表している。

すぐさま反応したシティは「落胆しているが、発表に驚きなどない」としつつ、UEFAの不公平な調査を主張。スポーツ仲裁裁判所(CAS)に対する上訴を明らかにした。この一件を受け、すでにプレミアリーグからも勝ち点剥奪処分やリーグ2(イングランド4部相当)降格の恐れも浮上しているが、今後起こり得る悪しき事態の1つとして、近年の常勝を支えてきたスター選手を失う危機にも晒されているという。

その筆頭は2021年までしか契約が残っていないアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ。イングランド代表DFジョン・ストーンズや、ドイツ代表FWレロイ・ザネ、アルゼンチン代表DFニコラス・オタメンディもそれぞれ2022年までしか契約が残っていないため、去る可能性がある模様だ。

また、ベルギー代表MFケビン・デ・ブライネや、ポルトガル代表MFベルナルド・シウバ、イングランド代表MFラヒーム・スターリングら2022年以降まで契約を残すスター選手たちに関しても、ジョゼップ・グアルディオラ監督が去る場合、後追いする形で退団する恐れがあるとのことだ。

とにかく、シティの未来がどうなっていくかはCASのジャッジを待ってからになる。仮にUEFAが下した処分が覆らなければ、シティにとって計り知れないダメージになること間違いなしだが、果たして…。