スイス・スーパーリーグに所属するシオンが新型コロナウイルス(COVID-19)の影響による財政難の問題で所属選手9人の解雇に踏み切った。イギリス『デイリー・メール』など複数メディアが報じている。

ヨーロッパで猛威を振るう新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、各国のリーグ戦が相次いで延期となっている。現在の状況を考慮すれば、1カ月単位で延期期間が引き延ばしとなることは確実な情勢となっており、多くのクラブが財政面において多大なダメージを受けることになる。

その中でシオンのクリスチャン・コンスタンティン会長は17日、『WhatsApp』を通じて所属選手全員に対して、“技術的失業”として給与の上限を約1万2000フラン(約134万円)に設定した契約を新たに結ぶように通達した。

この通知を受け取った選手には18日まで返答の猶予が与えられていたが、多くの選手たちは突然の事態に返答を保留、あるいは要求を拒否したという。

すると、コンスタンティン会長は契約が今年6月末までとなっていたMFアレクサンドル・ソング、DFヨハン・ジュルーの元アーセナルコンビ、かつて柏レイソルや徳島ヴォルティスでもプレーしたFWセイドゥ・ドゥンビアら9選手を一方的に解雇した。

この突然の解雇通知にスイス選手連盟(SAFP)は、「これらの不当解雇が直ちに取り消され、可能な代替案の議論が改めて開始されることを願っている」との声明を発表。不当解雇への抗議と共に、今後法的措置に動く意向を明らかにしている。