あるスペインの女性生物学者の発言が波紋を呼んでいる。

新型コロナウイルス(COVID-19)の対応に世界中が追われる中、スペインでは感染者は1万人を超え、死亡者数も500人に上っている。また、日本でもスペインからの帰国者の感染が確認されるなど、影響は日本にも及ぶ。

そんな中、スペインでコロナ消滅に勤しむ研究員から注目の発言が飛び出した。『OYOGist』が伝えている。

「フットボーラーは月に100万ユーロ稼いでいる。それに比べ、我々は高々1800ユーロ。コロナウイルスを治したいならクリスティアーノ・ロナウドや(リオネル・)メッシのところへ行ってみなさい。彼らが治療してくれるでしょう」

おそらく、一向に収束の目途が立たないこの未曽有の状況への疲弊から出てしまった言葉だろう。確かに、日々コロナウイルスの研究に身を粉にし、患者の対応に追われる医療従事者にとって、これまでの給与と同じでは納得できないかもしれない。

理解できないわけではないが、このコメントには全く異なる職業を比較するべきではないという批判が相次いでおり、一定の賛成世論はあるものの、的外れだという見方が強い。

そのフットボーラーたちも試合が見られないファンのために様々な方法でエンターテインメントを仕掛けており、寄付金や宿泊施設の提供などで医療スタッフに貢献する選手も多数いる。また一方では、この女性研究員が指摘する給与面でも減給を受け入れる選手も多い。

一口にどちらの意見が正しいとは言い切れないが、互いの状況を理解しあうことが大切なのかもしれない。