新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響により、開幕節以降の公式戦が延期のJリーグ。そのなかで、鹿島アントラーズvs北海道コンサドーレ札幌のトレーニングマッチが21日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、4-2で札幌が勝利した。

[4-2-3-1]のシステムでスタートした鹿島は、最後尾にクォン・スンテを置いて、最終ラインに右から広瀬、犬飼、町田、永戸。ボランチに三竿と小泉を入れると、2列目を高卒ルーキーの荒木、ファン・アラーノ、和泉が務め、最前線にエヴェラウドを起用した。

対する札幌は[3-4-2-1]の布陣を敷き、最後尾に菅野が入り、3バックに駒井、大卒ルーキーの田中、福森を配置。両ウィングバックを白井と菅が務め、荒野と大卒1年目の高嶺がダブルボランチを形成した。最前線はアンデルソン・ロペス。2シャドーに鈴木とチャナティップを並べた。

無観客開催ということもあり、両陣営の声やボールの音だけがこだまする試合は、鹿島が31分に敵陣左サイドの深い位置でミスパスを誘発すると、エヴェラウドが左ポスト直撃のシュート。対する札幌も36分のカウンターから鈴木がボックス左で左足フィニッシュに持ち込むが、仕留め切れない。

ゴールレスで試合を折り返すと、後半開始早々の48分にスコアが動く。高い位置でのプレッシャーから三竿が縦パス。これを受けたファン・アラーノがボックス左からシザースで相手DFをかわして右足シュートをゴール右に決め、鹿島が成功する。

しかし、ショートカウンターから攻撃の形を見いだす札幌も63分に反撃。ボックス右外の白井が左足で折り返すと、ファーサイドで相手DFのマークを振り切った鈴木がヘディングシュートを放つ。これが鹿島のゴールマウスに吸い込まれ、追いつく。

追いつかれてしまった鹿島だが、65分に獲得した左CKから決定機。ファン・アラーノがインスイングのクロスを供給すると、ボックス中央の町田がドンピシャのヘッドで合わせる。これがゴールの左隅に決まり、勝ち越してみせる。

その直後に笛が鳴ったものの、主審と副審の協議の末、鹿島のゴールが認められたが、札幌は76分にバイタルエリア左でFKのチャンスを獲得すると、この機会を獲得した鈴木自らが右足で直接。強烈なシュートが遠藤に当たってコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれ、札幌が再び追いついてみせる。

2-2のまま最終盤を迎えると、札幌は88分、途中出場のルーカス・フェルナンデスが右サイドからクロスを送り、同じく途中投入のジェイがヘディングシュートをゴール右に。ついに勝ち越してみせると、後半アディショナルタイム2分にも右サイドのルーカス・フェルナンデスが挙げたクロスにジェイが頭で合わせ、勝負の行方を決した。

トレーニングマッチとはいえ、白熱の展開に発展したゲームは札幌が見事に逆転勝利を収めている。

鹿島アントラーズ 2-4 北海道コンサドーレ札幌
【鹿島】
ファン・アラーノ(後3)
町田浩樹(後20)
【札幌】
鈴木武蔵(後19、後33)
ジェイ(後43、後45+2)