ローマと選手たちが、イタリア国内で蔓延する新型コロナウイルス(COVID-19)対策に動き出した。

20日、ローマはクラブ公式サイトで声明を発表。新型コロナウイルスと戦うクラブのイニシアチブの一環として、集中治療のための人工呼吸器3台と集中治療用のベッド8台、サブの集中治療用の人工呼吸器5台を購入し寄付することが決定した。

この決定は、選手とテクニカルスタッフが、ローマが行っている「GoFundMe」での募金活動に、自身の給与の1日分を寄付。20万ユーロ(約2400万円)を加え、募金は合計46万ユーロ(約5500万円)となり、目標であった50万ユーロ(約6000万円)に近づいたとのことだ。

この募金活動には、現役選手を含めたクラブOBや幹部も多数参加。ジム・パロッタ会長が5万ユーロ(約600万円)、ローマの運営する財団である『Roma Cares』が8万9000ユーロ(約1060万円)、グイド・フィエンガCEO(最高経営責任者)、経営陣、スタッフ、GoFundMeのメンバー、ファンから合計10万ユーロ(約1200万円)以上が集まっており、地元を救うために多くの人が動いていた。

ローマにあるラザロ・スパランツァーニ病院は、最前線で新型コロナウイルスの治療に臨んでいる病院。新しい機器を緊急で必要としている状況だった。

クラブのグイド・フィエンガCEOは、「選手とテクニカルスタッフは、この都市とこの国で苦しんでいる人々のために重要なことをしたかった」と語り、募金協力への感謝と、この先も続けることを語った。

「このような場合、我々全員が責任を負い、困っている人たちを助けるためにできる限りのことをすることが重要です。寄付をした全ての人々、会長、選手たち、スタッフ、我々が誇る素晴らしい元選手と世界中のすべてのファンが、これらの人工呼吸器の購入することに力を貸してくれたことで、命を救うことができます」

「さらに多くの資金を集め、目標とする50万ユーロを超え、他の医療機器を購入したいと考えています」

また、ローマは17日に地元病院に1万3000個のマスクと500mlの消毒液を120本を寄付。19日には郊外の教会に手袋8000ペアと消毒用のハンドジェルを2000ボトル寄付していた。