ファーディナンドが「1億ポンドの選手になっていた」と嘆くユナイテッドアカデミーの元逸材マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるリオ・ファーディナンド氏が、1人の後輩のキャリアを嘆いた。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。

ファーディナンド氏が「1億ポンド(約133億円)の選手になっていた」と豪語するのは、ミドルズブラに所属する元U-21イングランド代表MFラベル・モリソンだ。

2011年にはフランス代表MFポール・ポグバやイングランド代表MFジェシー・リンガードらとともにFAユースカップで優勝したユナイテッドのメンバーの1人で、当時トップチームを率いていたアレックス・ファーガソン監督も高く評価しており、同年代の選手からも一目置かれる存在に。さらには、U-18チームに所属しながらトップチームでも3試合プレーしていた。

しかし、ピッチ外での行動が問題視され、暴行事件などで自らのキャリアに傷をつけてしまう。

さらには、チームを追いやられ、2012年1月にはウェストハムへと完全移籍すると、バーミンガムやQPR、カーディフへのレンタル移籍を経験。2014年には婦女暴行容疑で逮捕されると、ウェストハムとは契約解消となった。

2015年7月にラツィオへ加入するも、QPR、メキシコのアトラスへとレンタル移籍を経験。さらにスウェーデンのエステルンド移籍後にシェフィールド・ユナイテッドに加入し、現在はミドルズブラにレンタル移籍中となっている。

ユース時代の輝かしいキャリアからは想像できない渡り鳥ぶりを見せているモリソン。ファーディナンド氏は、モリソンを自分の家で面倒を見てでも育てるべきと考えいていたと『Beautiful Game』のポッドキャストで明かした。

「私は自分の家で彼の面倒を見ると言ったが、サー・アレックスはクラブで対処できると考え、それは望まなかった」

「(イングランド7部のダリッジ・ハムレットの監督を務める)ギャビン(・ローズ)のような人物がユナイテッドにいれば、ラベルは網からこぼれ落ちずに、1億ポンドの選手になっていただろう」

「しかし、ユナイテッドにはそんな人物はいなかったし、今もクラブにはいない。路上で生活してきたようなバックグラウンドを持つ選手としっかりと話すことができる人はね」

「ラベルは、(クラブによって割り当てられた)誰かと喋っていた。誰かが彼の面倒を見るように言われていた」

「その男は、公園から歩いてきて、彼が聞きたかったことを話し、彼がやりたいことをやっていた。彼はそれで逃れることができたんだ」

「私は常に言っているが、ラベルの才能は私の人生で見た14、5歳のものとは違っていた」

「彼がシェフィールド・ユナイテッドの練習から送ってくれた動画を今見ても、彼は狂っていた。彼にとって試合はとても簡単でイージーだ」

下部組織時代にはファーガソン監督からも最も評価されていたモリソンだが、ファーディナンド氏にとってもその才能は抜きん出ていたと感じるようだ。