マンチェスター・シティに所属するベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ(28)は、来季以降のUEFA主催大会の出場が危ぶまれる中、自身の今後の去就について語っている。

オイルマネー流入以降、毎シーズンのようにプレミアリーグの覇権を争い、チャンピオンズリーグ(CL)の舞台では悲願の初優勝を目指しているシティ。

今シーズンは新型コロナウイルス(COVID-19)による中断を強いられるまで、CLラウンド16の初戦でレアル・マドリーに先勝(敵地で2-1)するなど、上々の戦いぶりを見せている。また、プレミアリーグでは首位のリバプールに勝ち点25差を付けられているものの、CL出場圏内の2位をキープしている。

しかし、シティは今年2月に欧州サッカー連盟(UEFA)からファイナンシャル・フェアプレー (FFP)を違反したとして処分を科された。これにより2500万ポンド(約35億6000万円)の罰金処分に加え、来シーズンから2年間のUEFA主催大会出場禁止処分も決定。これを不服とするクラブはスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴を行ったが、裁判の行方は不透明な状況だ。

これにより、多くの主力が世界最高の舞台でのプレーを求めて今夏にも新天地を求めるのではないかとの見方が出ている。とりわけ、28歳というキャリアのピークを迎えているデ・ブライネが、ビッグイヤー初制覇を目指してシティと袂を分かつことは十分にあり得るシナリオと考えられている。

シティと2023年までの契約を結ぶベルギー代表は、ベルギー『HLN』でCL出場権はく奪の可能性、それに関連する自身の将来について言及。現時点ではクラブの主張を信じて決定を待つ必要があるとしながらも、「2年間は長い」と今後の状況次第で何らかの決断を下す可能性を認めている。

「今はただ待つしかないね。もちろん、クラブからは上訴を行う意向、そして自分たちの主張がほぼ100パーセント正しいということを聞かされているよ」

「だから、事態を静観しているところだよ。僕はクラブを信じているし、判決が出たときは全てに目を通すつもりだ」

「ただ、(UEFA主催大会から締め出される)2年間は長いね。仮に、それが1年間であれば、個人的に受け入れられるけどね…」

また、ジョゼップ・グアルディオラ監督は処分が科された場合も、残り1年の契約を全うする意向を示している。これにより、世界的名将を慕う選手たちの残留が期待されるところ。

その一方で、同監督が退団する2021年夏のタイミングでクラブを離れる選手も出てくるかもしれない。だが、デ・ブライネは恩師の去就と自身の去就は別の話だと割り切った態度を示している。

「恐らく、ペップは何が起ころうと、残り1年の契約を全うすると思うよ。だけど、彼の決断が僕の去就に影響を与えることはないよ」

「これまでも多くの監督と一緒に仕事をしてきた。だから、ペップが去ったとしても、新たな監督と仕事をするだけさ」