ケルンのベルギー代表MFビルヘル・フェルストラーテが、新型コロナウイルス(COVID-19)への対応策に関するクラブ批判ともとれる発言を謝罪した。

ケルンは4月30日に選手、コーチングスタッフ、バックルームスタッフを対象に新型コロナウイルスの検査を実施。その結果、感染者のプライバシーを遵守し名前は公表していないが、選手2人と理学療法士1人に陽性反応が出たことが明かされた。

ただ、リーグ全体で再開の機運が高まっていることもあり、ケルンは前述の3名に対して自主的な隔離措置を取った一方、陰性だったその他の選手たちに関してはソーシャル・ディスタンスを遵守したうえで、引き続き練習を継続させている。

これに対してフェルストラーテはベルギー『VTM』で、自身が理学療法士と当該プレーヤーの1人と接触していたこと。さらに、こういった事態にも関わらず当面の間、自分たちが隔離されることがないことを奇妙に感じると、健康面を軽視する姿勢に疑問を投げかけていた。

その後、ケルンはフェルストラーテの当該インタビューの大きな反響を受けて、公式声明を発表。フェルストラーテの見解、ドイツ語に訳された段階での幾つかの部分で誤解を生む表現があったと主張し、改めてクラブとしてのコロナウイルス対策がリーグや保健当局のガイドラインにのとったものだと説明している。

なお、ケルンの発表によると、練習を継続する選手はあくまでリーグが求める2度の検査で陰性と判定された選手に限られており、今月3日に行われた2度目の検査では新たに陽性反応者が出ておらず、同4日に練習を再開する意向だという。

クラブとの話し合い後に自身の見解に誤りがあったことを理解したフェルストラーテは同声明の中で、「感情に任せてインタビューに応じるよりもドクターに疑問点を聞くべきだった」と、自身の対応を謝罪。さらに、心疾患を患うガールフレンドが感染リスクを避けるため母国ベルギーに帰国したことも併せて伝えている。

「ケルンで3人の感染者が確認された後、ガールフレンドに自分がウイルスをうつしてしまうのではないかとの懸念をインタビューで語りました。その際、自身の見解の誤り、翻訳の段階での誤りによって誤解を与える表現があったことを申し訳なく思っています」

「感情に任せてインタビューに応じるよりもチームドクターに自分の疑問点を聞くべきでした。そして、保健当局やFCケルンを非難する意図が全くなかったことを明確に主張したいと思います」

「僕はこのクラブで快適な日々を送っており、良い関係を築けています。引き続きチームメートと共にトレーニングから全力を尽くし、良い形でシーズンを完了させたいと考えています」

「また、心疾患を患う僕のガールフレンドはリスクを避けるため、ベルギーの自宅に戻ってしばらくそこに留まる予定です」

コロナ禍で3月13日以降、長期に渡る中断が続いているブンデスリーガ。4月中旬よりリーグ再開に向けた動きが少しずつ出てきた中、一時は5月初旬の再開の可能性が報じられていた。

だが、4月30日に予定されていた政府の決定が延期となり、ブンデスリーガは5月6日に行われる会議にて再開時期に関する話し合いを行う予定だ。