再開について話が進んでいるプレミアリーグ。しかし、その方式に対して一部のクラブが反対の姿勢を示している。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、シーズンがストップしているプレミアリーグ。イギリス国内ではロックダウン(都市封鎖)の緩和が段階的に行われている状況だ。

プレミアリーグの一部クラブは、トレーニング施設を利用した個人トレーニングを再開。その他のクラブも政府の発表を待って、施設利用を再開する予定とのことだ。

そんな中、プレミアリーグの再開に向けて新たな方式が検討されている。それが、中立地での開催だ。

イギリス『BBC』によると、最大で10の中立スタジアムを利用しなければ、シーズンは終了させられないとのこと。また、リーグ・マネージャー協会(LMA)のリチャード・ビーヴァンCEO(最高経営責任者)が、中立開催が合意に至らなければプレミアリーグが打ち切りになるとの見解を示していたと報じている。

しかし、そのアイデアに反対しているクラブもある。ブライトン&ホーヴ・アルビオンはすでに「好ましくない」と姿勢を示しており、ウェストハムもリーグの「完全性」に影響を与えるとして反対している。

そんな中、アストン・ビラのクリスチャン・パースローCEOも強く反対。ホームゲームが行えないことで不利益を被ると主張した。

「残り6つのホームゲームがある。ビラのファンなら誰でも、そのアドバンテージを放棄することは、アストン・ビラを運営している者にとって大規模な決定であることに同意してくれるだろう。その状況が明らかに正しくない限り、私は同意しない」

パースローCEOがここまで語るのには、アストン・ビラの成績にもある。アストン・ビラは、今シーズンのプレミアリーグでホームで5勝2分け6敗の勝ち点17、アウェイでは2勝2分け11敗の勝ち点8と大きな差がある。

現在は降格圏の19位に位置しており、ホームアドバンテージを失えば、1年での降格が近づく可能性が高い。パースローCEOは、降格のリスクについても主張。その条件には同意し難いと語った。

「順位表の一番下では、はるかに小さな収入の規模があるが、降格のリスクはどのクラブにとっても2億ポンド(約262億円)のマイナスとなる。数学的にはまだ下がる可能性だってある」

「「降格の可能性を高める可能性があるルール変更に同意してほしい」とクラブに言っているようなもので、テレビ放映権料については考えていない。「降格して、2億ポンドを失う結果になっても同意しますか?」」