ヘルタ・ベルリンの元コートジボワール代表MFサロモン・カルーが、新型コロナウイルス(COVID-19)に関連する不適切なSNSの投稿を行った件について釈明した。ドイツ『シュピーゲル』が伝えた。

5月16日から再開されることが決定したブンデスリーガだが、まだまだ予断は許さず、ドイツサッカーリーグ機構(DFL)主導の下で各クラブは本格的な練習再開に向かっている状況だ。

そのような状況下で、カルーは自身のフェイスブック公式アカウントのライブ配信機能を使い、クラブハウスでの同僚たちとのやり取りや、給与面の愚痴の言い合い、コロナウイルス検査の様子をクラブの許可なく配信した。

すでに当該投稿は削除されているが、ソーシャル・ディスタンスのガイドラインの遵守が求められている中、カルーがチームメートやスタッフと握手などの接触を行っている様子や、ドイツ人MFジョーダン・トルナリガが新型コロナウイルスの検査を受けている様子が配信されていた。

この投稿を受け、ヘルタはすぐさま公式声明を発表。カルーに対して著しい規律違反を理由に、フットボール活動の停止という厳重処分を科した。カルーもヘルタの公式サイトを通じて自身の行動を全面的に謝罪していたが、この度『シュピーゲル』の電話インタビューで再び釈明した。

「人々が僕に怒りを示していることを理解している。ビデオを作るべきではなく、それは失礼に当たり、心から謝罪する。しかし、あのビデオの5分間以外ではしっかりと対応していきた」

また、カルーの行動によって普段から新型コロナウイルス対策を徹底していないのではないかという疑念がドイツ国内で生まれていることに対しては、反論している。

「その逆だよ。僕は財団とともにコートジボワールでウイルスと闘う手助けを行った。救急車や病院のベッドにも資金を提供した。人々が家にいなければならないことを説明する動画を撮影した」

「僕は通りを歩き回ったり、人と握手したりしない。他の人と同じように、買い物に行くときは、マスクを着用している。自分のことだけを考える人間ではない」

そして、カルーがチームメートやスタッフと握手などのボディーコンタクトを行ったことについては次のように釈明した。

「毎週病原体の検査を受け、そして陽性反応者はいなかった。それでも、握手をしてはダメなのか?」

「(DFLが)導入したコンセプトは優れている。ビデオのことで全てを投げ捨ててはいけない。そうでなければ、僕たち全員に陰性反応は出ない」

カルーは今回の件もあり、今夏にヘルタを退団するとみられているが、現在の心境を明かした。

「誰でも人生で間違いを犯す。それでもまた立ち上げらなければならない。そして、自分が良い手本になれることをもう一度証明しなければならない」

カルーの言い分にも一理あるが、事態の深刻さを欠く軽率な行動であったことは間違いないだろう。