日本代表DF酒井宏樹の所属するマルセイユにクラブ買収の動きが出てきている。フランス『レキップ』や『AFP通信』など複数国内メディアが伝えている。

マルセイユは故ロバート・ルイ=ドレフュス氏の下で20年以上に渡ってクラブの運営が続いてきたが、2016年10月にMLB(メジャーリーグ・ベースボール)のロサンゼルス・ドジャースの元オーナーであるアメリカ人実業家のフランク・マッコート氏が新たなオーナーに就任していた。

マッコートオーナー就任後は2シーズンほど積極的に市場に資金を投下してきたが、その後ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の問題などもあり、昨夏は目立った補強を行えず。それでも、アンドレ・ビラス=ボアス監督の優れた手腕により、今シーズンのリーグ・アンを2位フィニッシュし、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に成功していた。

しかし、前述のメディアが伝えるところによれば、現在マルセイユにはフランスの強豪ラグビーチーム、RCトゥーロンの元オーナーであるムラド・ブジェラル氏(写真)を窓口に、サウジアラビアの国営企業とチュニジア系フランス人の大物実業家らがクラブ買収に向けて動き始めているという。

ブジェラル氏はすでにM&Aを取り扱う国際的な銀行を通じて、マッコート氏側と連絡を取っており、週明けにも最初の買収オファーを掲示する予定だという。

なお、ブジェラル氏はフランス『RMC sport』の取材に対して、前述の買収の動きが事実であること。成功したあかつきに自身が新会長に就任することを認めている。また、今回の買収に関して「マルセイユに地中海プロジェクトという、非常に大きなプロジェクトをもたらす」と、壮大な計画の一端を明かしている。