ドルトムントを率いるルシアン・ファブレ監督は、大敗に終わったホッフェンハイムとの今季最終戦を振り返っている。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。

前節、RBライプツィヒとの直接対決を制し、今シーズンのリーグ戦2位フィニッシュを確定させたドルトムント。そして、消化試合となったブンデスリーガ最終節ではホームにホッフェンハイムを迎えた。

同試合にDFレオナルド・バレルディ、DFマテウ・モレイ、MFジョバンニ・レイナと先発経験の少ない数選手を起用したドルトムントは、ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に勝ち点3が必要なアウェイチームの攻勢に晒される。

開始早々の8分にFWアンドレイ・クラマリッチに先制点を奪われると、後半立ち上がりまでに、そのクラマリッチ一人に4ゴールを献上するなど、守備が崩壊。後半はMFジェイドン・サンチョの投入などで巻き返しを図るが、自慢の攻撃陣は最後まで不発。攻守に全く良いところを出せないまま、今シーズンの戦いを0-4の大敗で終えることになった。

ドルトムントは直近のホームゲームでも残留を争うマインツに0-2で完敗しており、観客を入れた状態であれば、無敵ともいえるジグナル・イドゥナ・パルクでまさかの連敗フィニッシュとなった。

同試合後、ファブレ監督はモチベーションの面で大きな差が見られたことも含め、ホッフェンハイム相手の完敗を受け入れている。

「試合内容が良くなかった。相手にチャンスをプレゼントし過ぎた。我々はボールの奪い合いにも参加していなかった」

「誰か一人でも100%の力を出さなければ、他のプレーヤーに負担がかかる。今日はその点が不十分だった。そして、もっと我慢強く戦う必要があったし、全員で守ることを忘れてはいけない」

「今日は何人かメンバーを入れ替え、非常に若いチームで戦わなければならなかった。ホッフェンハイムは今日、明確な目標を持って試合に臨んでいた。彼らの気合いは見ていてわかったし、ウチのチームにはそれが足りなかった」

最終戦でのパフォーマンスに苦言を呈したスイス人指揮官だが、最低限のノルマである2位フィニッシュを成し遂げたシーズン全体のパフォーマンスには満足している。

「今日のことはすぐに忘れなければならない。我々は1週間前のライプツィヒで見事な試合をし、シーズンの目標も達成した。それが何より重要だ。良いシーズンを過ごしたよ」

また、同試合にフル出場したGKロマン・ビュルキとMFアクセル・ヴィツェルのベテラン2選手も、「こんな形でシーズンを終わらせたくなかった」、「一方は勝利を求め、もう一方のチームはあまり意欲が感じられなかった」と、ファブレ監督同様に低調なパフォーマンスに憤りを感じている。

とりわけ、大量失点を喫した守護神は、「僕ら全員、ここでプレーできることに幸せを感じるべきだ。僕らは勝者のメンタリティーを持ち続けなければならない。それがバイエルンより劣っている点だ」と、同じ消化試合にも関わらず、大勝でシーズンを締めくくった8連覇中の王者から学ぶべきことがあると主張している。