たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。

しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。



今回はユベントスのポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーが見せたセーブだ。

母国ポーランドの名門レギア・ワルシャワユース出身のシュチェスニーは、2009年若くしてアーセナルへ移籍。大器として長年の活躍を期待されていたものの、大きな活躍ができず、ピッチ外での問題も重なり、2015年にローマへレンタル移籍で加入していた。新天地イタリアで安定した活躍を見せたシュチェスニーは2017年、イタリアの絶対王者ユベントスへ移籍。2018年からは同クラブのレジェンドである元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンの退団に伴い(現在はユベントスに復帰)、背番号「1」を継承している。

ユベントスでついに覚醒したシュチェスニーだが、2018年9月1日セリエA第3節のパルマ戦で背番号「1」に恥じない素晴らしいセーブを見せた。

前半にクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチのゴールで先制したユベントスだったが、コートジボワール代表FWジェルビーニョの得点で同点に。先制しながらも追いつかれるという嫌な展開の中で、パルマに再びチャンスが訪れる。左サイドを突破したジェルビーニョがユベントスボックス内に侵入すると、完全にフリーになっていたMFルカ・リゴーニへ横パス。完全にフリーの状態でボールを受けたリゴーニのシュートを素早く正面に回ったシュチェスニーがストップ。しかし、跳ね返りが再びリゴーニの下へ行きそうになると、驚異的な身体能力で起き上がったシュチェスニーが、詰めてきたリゴーニの手前、間一髪でボールを書き出し、チャンスを阻止した。

これでパルマの逆転の芽を摘んだユベントスは、後半の得点で勝ち越し、2-1で勝利を収めている。