たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。

しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。

今回は、元スペイン代表GKイケル・カシージャスが、レアル・マドリー時代にセビージャ戦で見せた鉄壁のダブルセーブだ。



スター軍団が集まるレアル・マドリー生え抜きの選手として若くして正守護神の座を掴んだカシージャス。19歳でのトップチームデビューから世界最高峰のGKとして長く活躍したカシージャスだが、2005年2月5日に行われたラ・リーガ第22節のエスパニョール戦では素晴らしいダブルセーブを見せている。

シーズン前半戦では敗れていたエスパニョールをホームに迎えたこの試合では、早々にマドリーが先制し、1-0とする。しかし21分、追いかけるエスパニョールに決定機が訪れる。

MFイバン・デ・ラ・ペーニャが中央突破を図りボックス手前まで進む。ここでフリーになっていたMFイト・アルバレスへパス。ボックス内で絶好のパスを受けたイトは、カシージャスの守るゴールに強烈なシュート。しかし、カシージャスはこれをセーブした。

さらに素早く体勢を整えると、こぼれ球を拾ったイトのシュートを再びブロック。鉄壁のダブルセーブで相手の決定機を阻止した。

カシージャスのセーブで相手の反撃の芽を摘んだマドリーは、その後3点を奪い、試合は4-0でマドリーの大勝となった。