FAカップ決勝を制したアーセナルの試合後のロッカールームでは、リヨンとサンテチェンヌの元プレーヤーによる“デュルビ・デュ・ローヌ”が勃発していたようだ。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。

アーセナルは1日に行われたチェルシーとのFAカップ決勝を2-1で勝利し、史上最多14度目の優勝を決めた。さらに、来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に成功している。

宿敵チェルシーとのビッグロンドン・ダービー勝利に沸くアーセナルの面々は、ピッチ内での優勝セレモニー終了後のロッカールームでもその興奮は全く冷めやらず。

そして、以前からキツいイタズラやジョークをかますことで知られるフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットは、新たな後輩であるU-21フランス代表DFウィリアム・サリバに対して、強烈なイジりをかました。

サンテチェンヌ生え抜きで今シーズンのリーグ・アン終了までレンタルという形で古巣に残留していた後輩の元にシャンパンを片手に近づいたラカゼットは、「お前はもうサンテチェンヌのプレーヤーじゃない。そして、ここでは俺たちとトロフィーを獲得できるぞ」と、声をかけていた。

アーセナル加入前にサンテチェンヌのローカル・ライバルであるリヨンのエースとして活躍していたラカゼットは、先月24日に行われたクープ・ドゥ・フランス決勝で、かつての宿敵がパリ・サンジェルマンに敗れていたことを受け、その決勝出場を望みながらも契約の問題でプレーできなかった失意の後輩をイジった。

ただ、先輩からのキツいイジリを笑って受け流そうとしたサリバにも頼れる援軍が…。この決勝で2ゴールを挙げてFAカップ制覇をもたらしたガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンが2人の元に近づくと、「オ〜、今はサンテチェンヌのことはそっとしておいてくれよ」と、ラカゼットにイジリをやめるようにたしなめた。

なお、オーバメヤンは2010年から2013年までサンテチェンヌに在籍しており、飛躍のキッカケを掴んだ大事な古巣のひとつでもある。そのため、リヨンの元エースの痛烈なイジリに対して、思わず介入することになった。

ただ、サリバの馴染み具合、ラカゼットとオーバメヤンの見事な掛け合いを見ると、今回のタイトル獲得は来季に向けてよりチームの結束を高めているようだ。