元スペイン代表GKイケル・カシージャス(39)が4日、自身の公式SNSを通じて現役引退を発表した。

昨年5月に所属するポルトでの練習中に心臓発作を起こしたカシージャスは、同年11月から練習に復帰したものの、その後もプレー復帰の目途は立たず。

今シーズンは選手登録を見送り、選手とコーチングスタッフの間を繋ぐスタッフとしての役割を担っていた。また、今年初めにはスペインサッカー協会(RFEF)の会長選挙に出馬する可能性が報じられるなど、実質的に引退状態にあった。

そのカシージャスは、先日にポルトの2年ぶりのプリメイラ・リーガ制覇、タッサ・デ・ポルトガル制覇を見届けたことを機に、このタイミングでの現役引退発表となった。

「今日は僕にとって最も重要な一日であり、スポーツキャリアにおいて最も困難な瞬間でもある。だけど、別れを告げるときが来たんだ」

「これまで本当に幸運なキャリアを積むことができたと思っているよ。それはとても情熱的で、僕自身を満たし、幸せにしてくれた」

「僕のフットボールキャリアは30年ほど前にスタートした。本当に長い道のりだったよ。どんな旅でもそうだけど、良いときも悪いときもあった。今の段階で振り返ってみると、本当に価値のあるキャリアだったと言えるよ」

また、「大切なのは、自分が歩んできた道と寄り添ってくれた仲間の存在だ」と、レアル・マドリーやポルト、スペイン代表で苦難を共に過ごした仲間への感謝を伝えている。

カシージャスは1999-00シーズンにマドリーの下部組織からトップチームデビュー。以降、在籍16シーズンで公式戦通算725試に出場し、5度のラ・リーガ制覇や3度のチャンピオンズリーグ(CL)優勝など、18ものタイトル獲得に貢献。

その後、クラブ首脳との関係悪化の影響もあり、2015年夏にポルトへ活躍の場を移すと、在籍4シーズンで公式戦156試合に出場。2度のリーグ制覇など、ここでもタイトル獲得に貢献した。

また、スペイン代表ではGKとして最多、全体でも歴代2位なる通算167試合に出場。守護神として2010年南アフリカ・ワールドカップ、ユーロ2008、ユーロ2012の連覇を果たしている。

なお、今後に関しては古巣マドリーのアドバイザー就任に向けて交渉を行っていると見られている。