サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、元イタリア代表FWのヴィンチェンツォ・モンテッラ氏がサンプドリア時代に決めたハットトリックだ。



現役時代にサンプドリアやローマで活躍したモンテッラ氏。172cmと小柄ながらテクニックと技術を併せ持ち、得点を決めた後に両手を広げてピッチを駆け回る「飛行機」のパフォーマンスで知られ「アエロプラニーノ(小型飛行機)」の愛称を持つ。

中でも1999年5月21日のセリエA第26節のインテル戦では3ゴール1アシストと圧巻の活躍を見せた。

まずは12分、右サイドを突破したFWアリエル・オルテガのクロスを頭で叩き込み、先制に成功する。

52分には味方が獲得したPKを相手GKジャンルカ・パリュウカに触られるも何とかゴールを決めると、66分にもCKからの味方のシュートのこぼれ球を左足で押し込んだ。

最後は69分、カウンターのチャンスからオルテガのゴールをお膳立て。インテル相手に素晴らしいパフォーマンスを見せた。

モンテッラ氏がこのシーズン終了後にローマへと移籍。高い決定力でスーパーサブとして活躍し2000-01シーズンにはローマの18年ぶりのスクデット獲得に貢献している。