たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。

しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。



今回は、ユベントスのイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが見せたスーパーセーブだ。

パルマで頭角を現したブッフォンは、2001年夏にユベントスに加入。以降、世界最高のGKの1人として長年ユベントスのゴールマウスを守り続けている。生まれ持ったGKとしての卓越した能力に加え、長年の経験との相乗効果により、歳を重ねても変わらぬトップクラスのパフォーマンスを見せ続けるブッフォンだが、2015年10月31日に行われた、セリエA第11節、トリノ戦でも圧巻のセーブを見せている。

同地区のライバル、トリノをホームに迎えたこの試合で、ユベントスは先制するものの、後半に同点を許す。すると勢いに乗るトリノに決定機が訪れる。

57分、左からのコーナーキックを得たトリノ。キッカーのMFダニエレ・バゼッリのアウトスイングのボールを後ろから上がってきたDFカミル・グリクが完璧なヘディング。強烈なシュートが至近距離から放たれたものの、抜群のポジション取りでシュートの正面に入っていたブッフォンが、咄嗟に右手を出しスーパーストップ。こぼれ球をDFレオナルド・ボヌッチがクリアし、何とかコーナーキックに逃れた。

トリノの勝ち越しのチャンスを阻止したブッフォン。これでスコアを1-1に留めたユベントスは、終了間際90分の勝ち越しゴールで2-1と勝利している。