2019-20シーズンのプレミアリーグが終了しました。そこで本稿ではベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。

◆ベストイレブン
GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、ファン・ダイク、マグアイア、ロバートソン
MF:ヘンダーソン、デ・ブライネ、ワイナルドゥム
FW:オーバメヤン、ヴァーディ、マネ

GKアリソン・ベッカー(27歳/リバプール)
出場数:29(先発回数:29)/失点数:23/出場時間:2545分Getty Images
今季はレスターのカスパー・シュマイケルやシャフィールド・ユナイテッドのディーン・ヘンダーソン、バーンリーのニック・ポープなど優れたパフォーマンスを披露したGKが多かった中、背番号「1」に変更し、王者の最奥部に鎮座したアリソンを最優秀GKに選んだ。完璧な強さを誇ったリバプールにおいて活躍するシーンというのはそれほど見られなかったが、第26節のノリッジ戦では1対2の絶体絶命のピンチを冷静沈着なセーブで回避するなど、要所で光るプレーでリーグ最少失点を誇った。

DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(21歳/リバプール)
出場数:38(先発回数:35)/得点数:4/出場時間:3176分Getty Images
もはや説明不要の世界最高右サイドバック。今季は自己記録更新の13アシストに加え、4ゴールも記録。第6節のチェルシー戦ではデザインされたセットプレーからミドルシュートを突き刺し、優勝を決めた第31節のクリスタル・パレス戦と第37節のチェルシー戦では直接FKを叩き込んでいる。元々プレースキックの精度も高かったアーノルドがFKからゴールも奪えるようになれば鬼に金棒だ。


DFヴィルヒル・ファン・ダイク(29歳/リバプール)
出場数:38(先発回数:38)/得点数:5/出場時間:3420分Getty Images
こちらも説明のいらない選手だ。リバプールがタイトルを獲得出来たのはこの男のお陰と言っても過言ではないだろう。相方がケガなどで定まらない中、安定してハイパフォーマンスを披露したファン・ダイクは全38試合にフル出場。今季はコロナによる超過密日程を強いられた中でケガをしなかったのは、この上ない貢献となった。

DFハリー・マグワイア(27歳/マンチェスター・ユナイテッド)
出場数:38(先発回数:38)/得点数:1/出場時間:3420分Getty Images
DF史上移籍金最高額トップ2が並ぶ贅沢な布陣に。だが、その能力に疑いの余地はなく、かつてのミラクル・レスターを支えた守備力をユナイテッドでも遺憾なく発揮。加入1年目から全38試合にフル出場し、失点数を昨季の「54」から「36」に大幅に減少させた。なかなか得点が伸びなかった前半戦を最小限の被害で抑えられたのは、この男の活躍に他ならない。


DFアンドリュー・ロバートソン(26歳/リバプール)
出場数:36(先発回数:34)/得点数:2/出場時間:3113分Getty Images
アーノルドとこの男は常にセットでいるべきだ。レスターのベン・チルウェルやユナイテッドのルーク・ショーも印象的だったが、アーノルド同様に自己最多の12アシストを記録したロバートソンには出場数においても及ばなかった。守備力も高く、しばらくはレッズの両サイドバックの覇権が続くだろう。

MFジョーダン・ヘンダーソン(30歳/リバプール)
出場数:30(先発回数:26)/得点数:4/出場時間:2244分Getty Images
数々の名手が蔓延るプレミアリーグの中盤において、この男ほどのリーダーシップを備えた選手は稀だ。デ・ブライネやブルーノ・フェルナンデスのような派手さはないものの、その身をもって周りの選手を鼓舞する姿はまさに縁の下の力持ち。リバプール加入から苦節9年、ようやく栄光を掴んだキャプテンがベストイレブン入りだ。

MFケビン・デ・ブライネ(29歳/マンチェスター・シティ)
出場数:35(先発回数:32)/得点数:13/出場時間:2800分Getty Images
一方こちらは最多アシストというわかりやすい実績を残した。世界最高の攻撃的MFとなったデ・ブライネは、今季も序盤戦からアシストを量産。最終節で大台の20アシストに到達し、2002-03シーズンにアーセナルのディエリ・アンリが記録したプレミアリーグ最多アシスト数に並んだ。また、13ゴールも自己最多で、シティの総得点の3割を超えるゴールを生み出した。

MFジョルジニオ・ワイナルドゥム(29歳/リバプール)
出場数:37(先発回数:35)/得点数:4/出場時間:2948分Getty Images
前半戦ではレスターのマディソンがこのポジションでベストの1人だったが終盤戦の離脱が響いた。ワイナルドゥムはヘンダーソン同様に目に見える成績はないものの、攻守において欠かせない選手だった。素早いトランジションでピンチの芽を積むこともあれば、確かなビルドアップ能力で前線をサポート。的確ポジショニングでセカンドボール回収率も高かった。

FWピエール=エメリク・オーバメヤン(31歳/アーセナル)
出場数:36(先発回数:35)/得点数22/出場時間:3139分Getty Images
低迷したアーセナルにおいて一人気を吐いたオーバメヤン。FWニコラ・ペペの加入で、FWアレクサンドル・ラカゼットと共に強力な3トップが完成するかに思われたがその実、ラカゼットは昨季を下回る10ゴール、適応に苦しんだペペは5ゴールという結果に終わった。その中でリーグ2位タイの22ゴールを挙げたオーバメヤンは、キャプテンとしてもチームを牽引した。

FWジェイミー・ヴァーディ(33歳/レスター・シティ)
出場数:35(先発回数:34)/得点数:23/出場時間:3034分Getty Images
フォクシーズのエースが今季の得点王に輝いた。チームとしても快進撃を続けた前半戦は第9節から8試合連続ゴールの暴れっぷりで、歴史的勝利となったサウサンプトン戦はハットトリックを記録した。後半戦からはその勢いに歯止めが掛かり、優勝した15-16シーズンの24ゴールを超えることは出来なかったが、33歳にして初めての得点王は高く評価できる。

FWサディオ・マネ(28歳/リバプール)
出場数:35(先発回数:31)/得点数:18/出場時間:2755分Getty Images
すっかりベストイレブンの常連となったマネは、今季は18ゴール9アシストを記録。リバプール加入以降自己ベストと言える成績で優勝に大きく貢献した。特筆すべきは自己最多のアシスト数で、チーム随一の走力を生かしたチャンスメイクが印象深いシーズンだった。