「良薬口に苦し」といわれるように、栄養満点の食材は苦くて食べづらく、子どもには特に与えにくいですよね。でも、育ち盛りの子にはしっかりと野菜などの栄養素も摂取させたいものです。

そこで、食べにくい野菜、ゴーヤやセロリ、そして最近話題のユーグレナについて、美味しい食べ方を専門家に伺いました。

1.「ゴーヤ」の美味しい食べ方

夏といえばゴーヤ。農林水産省の子どもの食育のページでは、ゴーヤは「夏野菜の王様」といわれ、ビタミンがたいへん多い野菜だと書かれています。さらにゴーヤの苦み成分には食欲を増すはたらきがあるといいます。ぜひ夏には食べたいものですよね。

でも、ゴーヤには独特の苦みが難点。

栄養士の園田奈緒さんによると、ゴーヤの苦みを取るには下処理にコツがあるそうです。

ゴーヤの苦みを取る下処理の方法

  1. ゴーヤを縦半分に切り、種とワタを取って1〜2mmの厚さに切る。
  2. 塩を小さじ1程度加え、よく揉み、10分置き、水気をしっかり絞る。
  3. 鍋に湯を沸かし、塩を小さじ1程度と(1)を入れ、再度沸騰した状態から1分ゆでる。
  4. しっかり水気を絞り、チャンプルーやサラダに使用する。

子どもにおすすめの食べ方

続いては、子どもにおすすめの食べ方を園田さんに教えていただきました。

【ゴーヤチャンプルー+カレー粉・ケチャップ】

園田奈緒さん(以下、園田)「一般的なゴーヤチャンプルーにカレー粉とケチャップを加えると子どもが喜ぶ味付けになりますよ。

フライパンにゴマ油を入れ、下処理をしたゴーヤと角切りにした豆腐を入れて炒め、しょうゆ、カレー粉、ケチャップ、塩こしょうで味付け。最後に溶き卵を加え、混ぜ合わせたら完成です」

カレー粉とケチャップを入れるとは! 裏技と言えそうです。ぜひこの夏、試してみましょう!

2.「セロリ」の美味しい食べ方

子どもが苦手な野菜といえばセロリ!

独立行政法人 農畜産業振興機構の資料によれば、セロリにはカリウムやビタミンK・C・B6などのビタミン類や食物繊維を豊富に含むそうです。ぜひ子どもにも食べさせたいですよね。でも、あの独特の苦みがハードルを上げてしまいます。

園田さんに子どもでも美味しく食べられる方法を伺いました。

苦味の少ないセロリから試してみる

園田「セロリには色々な種類があります。一般的なセロリより、苦みが少ないものから慣らし、食べられるようにするのも一つの方法です。

一般的なセロリより色が濃く香りが強いものに『グリーンセロリ』と言われるものがあり、葉が肉厚でやや甘味もあるのが特徴です。また、グリーンセロリより色の薄いものが一般的な『セロリ』。

『ホワイトセロリ』は、茎は真っ白で、葉は三つ葉のように柔らかいので食べやすいのが特徴です。『スープセロリ』とも呼ばれる『芹菜(きんさい)』は、茎がうす緑色で細く柔らかめ。香りが強いので中華料理のスープや炒め物などに利用されます」

筋を取り除く

園田「一般的なセロリは、筋が表面に通っているので、ピーラーや包丁を使って根元に向かって筋を取り除くと食べやすくなります」

ミートソースにみじん切りにして入れる

園田「味付けをやや濃い目にすると苦みをあまり感じることもありません。

我が家は、ミートソースにセロリのみじん切りを入れています。フライパンにバター・豚ひき肉・セロリ・玉ねぎ・ピーマン・人参のみじん切りを入れ、よく炒め、トマト缶・ウスターソース・中濃ソースを加えコトコト煮込み、塩こしょうで味つけをします。

野菜嫌いの小学4年生の息子もパクパク食べてくれるオススメメニューです」