今日の天気予報を見て服を選んでやる、栄養を考えて夕飯のメニューをあれこれ考える…このように、幼い子どもは誰かがあれこれ世話をしてくれなければ、生きてはいけません。

でも、子どもが大きくなっているのに過度になってしまった場合、自立の目を阻んでしまうこともあります。

『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』の著者の立石美津子がお話します。

ちょっとやり過ぎかも…なママの行動あれこれ

4歳過ぎているのに…

  • 雨の日、傘を開いて渡している。
  • 靴下、靴を履かせている。
  • 「ママ水」「ママ喉かわいた」という前から顔色を見て、サッと飲み物を出している。
  • 「△△君と遊んじゃダメ、○○ちゃんと遊びなさい」と友達を親が決めている。
  • ご飯を口に入れて、食べさせてやっている
  • 登園時、通園バックの中身を親が出している。
  • 帰宅時、通園バックの中身を親が準備している。
  • 玩具箱から玩具を出したり、戻したりできるのですから、カバンの中の出し入れもきっとできますよ。

    生まれた直後は何もできない子

    生まれた直後は触ると怖いくらい小さな赤ちゃん、四六時中見ていないと壊れてしまいそうで神経を使います。

    「息をしているかな?」、「ミルクは足りているかな?」、「オムツ濡れていないかな?」、「暑くないかな?寒くはないかな?」と先回りして世話を焼きます。

    どうしてかというと、赤ちゃんは「気分がすぐれない」とは言葉で訴えてはくれないからです。もちろん、これらは過保護、過干渉ではありません。これをしなければネグレクトになってしまいます。

    止めよう。赤ちゃん扱い

    ところが…子どもは日々成長しているのに、親の方が赤ちゃん時代から抜けきれないことがあります。

    例えば食事、時間を見計らって母乳をあげていた感覚からなかなか親の方が抜けられません。「お腹空いていない?」と何度も確認、時間になったらキッチリカッキリご飯を出してしまいます。

    ところが、子ども側はお腹が空いていない状態で食べるのでグズグス、ダラダラ…この様子を見て、つい「好き嫌いしないで全部食べなさい」とスプーンで食べさせてやったり、自分の食事は後回しで子どもにかかりっきりになったりします。

    手間暇かけて作った食事を、空腹ではない場合子どもは残します。するとついイラッときてしまい。「残さず食べなさい」と叱ります。食事の時間は躾の時間。

    親子ともに団欒の場にはなっておらず、これではちっとも楽しくありませんよね。

    反対に「ママお腹ペコペコだよ」と子どもから言われ、慌てて夕飯準備する察しが悪いテキトーでおおざっぱなお母さんだった場合、却ってうまく行くこともあります。

    そして、“空腹は最高のソース”の通り、お腹が空いているので残さずモリモリ食べたりします。うるさく言うよりママも楽できますよね。