街なかにありながら、カバやキリン、ライオンなどが暮らす大阪の天王寺動物園。全国でも指折りの来園者数を誇るスポットには、そんな人気者たちのほかに、ひと際目を引く動物もいる。その名もマレーグマ。

動物園の飼育員であっても、思わず「おっさんやろ!?」と驚いた、マレーグマの姿を紹介。表情やポーズが豊か過ぎて、いくら見ていても飽きない!

■そもそもマレーグマって?
クマの仲間でもっとも体の小さな種であり、中国南部や東南アジア、スマトラ島、ボルネオ島などの東南アジアの熱帯から亜熱帯までが生息地。木登りが上手で、昼間は木の上に枝で棚を作って寝ることが多い。害獣として駆除されることもあり、住む場所がなくなり生息数も減っているのが現状だ。

■寝姿、座り姿、立ち姿…そのどれもがおっさんのよう!
天王寺動物園には、現在2頭のマレーグマがいる。雄のマーズ17歳と雌のマーサ12歳だ。このマレーグマのまったり昼寝している姿や立ち姿が「おっさんみたい!だけどかわいい」とSNSでも話題になっている。

同園の広報の松岡さんに、2頭のマレーグマのエピソードを聞いてみた。

「マーサは器用でなんでも上手にこなすのですが、マーズは少しどんくさくて不器用。食事のときはフィーダー(動物に頭や体を使ってエサを食べてもらうための、おもちゃのようなもの)を与えていますが、うまくエサを取れないマーズが、すぐにマーサのフィーダーを横取りしに行き、マーサが怒りながらも最終的にはゆずります。この関係性がおもしろく、とてもかわいらしいです」。

さらに「春先など気候のいい時期は、よく日なたでのんびりとしますが、このときはおっさんのようにだらけていますね」とも。

手足がゴリラに似ていて攻撃性を感じないので、どんな表情やポーズもあたたかくてゆる〜い気分になれる。

そんなマレーグマには、天王寺動物園では「クマ舎」で会うことができる。「おっさんぽい」姿を目撃しに出かけよう!