茨城県東茨城郡大洗町のアクアワールド茨城県大洗水族館は、約580種、6万8000点の生き物を展示する大型水族館。飼育種数日本一を誇る50種以上のサメや、専用の巨大水槽を泳ぐ複数のマンボウなど、他の水族館ではなかなか見られない個性的な展示が人気の施設だ。そのほか、イルカ・アシカのパフォーマンスやミュージアムゾーンなども見どころ満載な、アクアワールドの楽しみ方を一挙紹介!

※記事内で紹介している展示やアトラクション、イベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください。

■アクアワールド茨城県大洗水族館ってどんなところ?

アクアワールド茨城県大洗水族館は、2階から7階まで9つのゾーンで構成される、県内有数の規模の水族館。水族館の顔とも言えるサメやマンボウが見られる「世界の海ゾーン」をはじめ、80種2万匹の魚が泳ぐ「出会いの海の大水槽」や、深海生物を展示する「暗黒の海ゾーン」などで、多種多様な生物を展示している。

生き物の展示だけでなく、サメやマンボウの剥製や映像を通して生き物について学べる「ミュージアムゾーン」や、アトリウムの中に茨城の川の自然を再現した「森と川ゾーン」など、生き物と自然環境にさまざまな角度から親しむことができる展示も充実している。

また、全国の水族館の中でも最大級のキッズコーナーにはじまり、人気のペンギン、アザラシのお食事タイム、イルカやアシカのパフォーマンスなど、小さな子供も喜ぶコンテンツが豊富で、家族みんなで楽しめる水族館となっているのも特長だ。

■【見どころ1】サメの飼育種数全国ナンバーワン!日本でここだけの珍しいサメも

アクアワールドの人気物といえばサメ。世界に約500種いるといわれるサメのうち、アクアワールドでは55種(2020年6月現在)のサメを展示しており、その飼育種数は日本一。体長3メートルを超えるシロワニのような大型のサメから、クラカケザメのような小型のサメ、タッセルドウォビゴング、クレステッドブルヘッドシャーク、ナースハウンド、スムーズハウンド、スポッテッドガリーシャークといった日本ではここでしか飼育されていない種まで、さまざまなサメを見ることができる。

種類ごとの形の違いや不思議な模様、優雅に泳ぐ種からじっと動かない種まで、多種多様なサメの生態を知れば、「サメといえば大きくて獰猛」というイメージを持っている人もその印象がガラリと変わるはず。「ミュージアムゾーン」には骨格展示などとともにさらに詳しいサメの解説もある。

また、3階「世界の海ゾーン」のサメの海水槽では、毎日10時20分からシャークウォッチングを開催(時期により中止の場合あり)。飼育員の解説を聞きながら、大型のサメがエサを食べる様子を観察できる。

■【見どころ2】専用の巨大水槽で複数のマンボウが泳ぐ!

アクアワールドがサメと並んで力を入れている魚がマンボウ。上下に突き出したヒレと円盤のような体、とぼけたような顔つきがユーモラスなマンボウは、実は水族館での飼育難度が高い種のひとつなのだ。アクアワールドの「世界の海ゾーン」には、270トンという日本最大のマンボウ専用水槽を設置。巨大な水槽の中で複数のマンボウが悠々と泳ぐ様子が見られる水族館は全国でも珍しいため、ぜひ注目してほしい。マンボウ水槽はサメの海水槽の向かいにあるので、2大展示を見逃すことはまずないはず。

11時と15時20分の1日2回にお食事タイムを実施しているので、タイミングが合えばぜひチェックを。また、「ミュージアムゾーン」には世界最大級のウシマンボウの剥製も展示。こちらも迫力満点だ。

■【イベント】パフォーマンスや食事タイム、バックヤードツアーまで

各展示をもっと深く知ることのできる解説やパフォーマンスが多いのもアクアワールドの大きな魅力のひとつ。館内4階のオーシャンシアターで行われるイルカ・アシカオーシャンライブは、イルカのジャンプやアシカの演技など、生き物の特徴や各個体の個性をいかした姿を楽しめることで高い人気を誇る。シアターは屋内の全天候型施設なので、天気に左右されないのもポイントだ。開催回数は日によって異なるので、事前に公式サイトなどでスケジュールを確認しよう。

なお、イルカ・アシカオーシャンライブの観覧は先着順で、シアターが定員になり次第入場を終了。各回30分前から入場を開始し、混雑期間を除けば平日なら10分前でも入場できるが、混雑時期は開場時間より前に入場待機列ができることも。「ゴールデンウィーク(GW)、お盆は前のライブが始まる時点で次の回の入場待機列ができるほどです」(アクアワールド茨城県大洗水族館・広報担当の和田さん)とのことなので、混み合う時期は早めにシアターに向かいたい。

また、各水槽で行われるお食事タイムも必見。エトピリカ、アザラシ、マンボウ、オットセイ、ペンギン、カワウソといった生き物の食事の様子を楽しめる。中でもサメがエサを食べる姿を飼育員が解説するシャークウォッチングは大迫力!10時20分と比較的早い時間に行われるので、目当ての人は開館時間に合わせての来館がベター。

さらに、水族館の裏側を覗ける水族館探検ツアーも人気のプログラム。上から見るサメ水槽をはじめ、マンボウ水槽や出会いの海の大水槽などを普段見られない角度から堪能できる。所要時間は各回約30分で、平日は10時40分、13時、15時、土日・祝日は10時40分、11時40分、13時に開催。参加無料で、6階カワウソ水槽奥の探検ツアー受付デスクにて受け付けている(定員各回20名。定員を上回った場合は抽選)。

■【おすすめ】水族館最大級のキッズランドで小さな子供連れも安心

子供を連れての来館時には、水族館5階のキッズランドもおすすめ。水族館の中では全国最大級の規模を誇る子供向けコーナーで、魚を模した巨大な遊具で水族館の中で身体を動かして遊ばせることができる(利用できるのは未就学児まで)。

小学生以上の子供も、海の生き物に直接素手で触って感触を確かめられる「タッチングプール」や、スタッフが生き物の生態や特徴をわかりやすく教える「なるほど魚っちんぐ」には参加可能。また、エリア内には海に面してベンチが設置されているので、子供がレクリエーションで楽しんでいる間、のんびりと海を眺めてくつろぐことができる。

■【回り方】イルカ・アシカパフォーマンスに入場口から直行も可

広報担当の和田さんによると、一通りすべての展示を見た場合の所要時間は1時間30分から2時間ほど。館内で開催されるプログラムはそれぞれ、オーシャンライブ:約25分、各給餌(きゅうじ)解説:約5〜10分、アクアウォッチング:約10分、水族館探検ツアー:約30分とのこと。

館内は展望エリアを含めれば2階から7階まで広がっており、チケット売り場・入場ゲートのある3階から各階を回る。3階を道なりに進み、「出会いの海の大水槽」を眺めながら2階に降り、「暗黒の海ゾーン」、3階の「世界の海ゾーン」「ミュージアムゾーン」、4階、5階、6階へと昇っていくのが一般的な順路だ。

一方、入場ゲート付近からすぐ4〜5階のオーシャンゾーンに向かうことも可能。混雑時期でも人気の高いイルカ・アシカオーシャンライブを見逃したくないという人は、イルカやアシカのパフォーマンスを楽しんでから各展示を巡るのもあり。

また、ショップ・飲食エリアは入場口手前の無料ゾーン(フードコート、スーベニアショップ「モラモラ」)と、入場口内3階の「ミュージアムゾーン」(コーヒーショップ「マーメイドギャレー」、ミュージアムショップ「ガレオス」)の2カ所。同日中は再入場可能なので、先にお目当ての展示を見てからフードコートで昼食をとり、再び館内に戻るという回り方もできる。

■【グルメ】「マーメイドギャレー」のサメグルメは必食!

入場口手前の無料ゾーンにあるフードコートには、10店舗の飲食店が入居しており、ファーストフードやラーメン、うどん・そば、海鮮系の丼もの、寿司までバリエーション豊か。フードコート内の約170席のほか、太平洋を望むテラス席も設けられており、磯の香りとともに大洗の味を満喫できる。

また、館内ミュージアムゾーンにある軽食コーナー「マーメイドギャレー」では、コーヒーをはじめとするカフェメニューや、ソフトクリーム付きのフロートにもできるソフトドリンクなど、ひと休みにぴったりのメニューを提供。

また、サメ肉を使った「シャークナゲット」(税込300円・6個入り)やサメのハラミ入りの「鮫カレー」(税込650円)といった、アクアワールドならではのサメグルメも味わえる。

■【お土産】商品ラインナップが異なる2つのショップ

アクアワールドでお土産が買えるのは、入場口手前のスーベニアショップ「モラモラ」と、館内ミュージアムゾーンのエレベーター脇にあるミュージアムショップ「ガレオス」。モラモラでは、オリジナルのぬいぐるみやステーショナリーなどの水族館限定グッズを取りそろえているほか、2019年から展示がスタートしたカナダカワウソの関連グッズも勢ぞろい。

ガレオスでは、サメ関連グッズを中心に、サメの顎骨(がっこつ)や標本といった貴重でマニアックな商品の取り扱いもあるので、サメ目当ての人は必ず訪れよう。

「ガレオスで販売する商品は、モラモラでは扱っていない商品がほとんどですので、お買い忘れのないように」と和田さん。ガレオスは入場口からやや離れた場所にあるため、じっくりお土産を選びたいという人は、帰り時間に余裕を持って来店しよう。

さらに前述のフードコートには、大洗産の海産物を販売する谷藤水産と飯岡屋水産が入居しており、魚や貝のほか、干物や塩辛、カマボコといった加工品を販売している。

■【基本情報・アクセス】休館日は公式サイトで事前にチェック

アクアワールドの営業時間は9時から17時まで。最終入館は16時だ。なお、夏休み・GWなどの繁忙期は営業時間を延長する場合がある。

特定の曜日の定休日はなく、年末年始も営業。休館日は公式サイトで発表されているので、来館前にチェックしよう。なお、参考までに、2020年の休館日は6月22日(月)・23日(火)と12月7日(月)〜11日(金)となっている。

入場料金は大人税込2000円、小・中学生税込900円、幼児(3歳以上小学生未満)税込300円、3歳未満は無料。何度も足を運びたいという人には、購入から1年間有効の年間パスポートがおすすめだ。こちらは大人税込4000円、小中学生税込1800円、幼児(3歳以上)税込600円。フードコート各店舗での商品割引(割引内容は各店舗により異なる)や、マーメイドギャレーのドリンクを1日1ドリンク限り割引価格で購入できるといったうれしい特典もある。

最寄り駅はひたちなか海浜鉄道 湊線「那珂湊(なかみなと)駅」と鹿島臨海鉄道 大洗鹿島線「大洗駅」の2つ。那珂湊駅からは茨城交通バス 茨大前営業所行きに乗って約6〜7分、大洗駅からは循環バス・海遊号のアクアワールド・大洗ルートで約15分ほどで到着する。

自動車でのアクセスの場合は、東水戸道路水戸大洗ICから約15分。水族館に着いたら約750台収容の無料駐車場を利用しよう。

なお、休日は水戸大洗ICの混雑が予想されるため、水族館では隣の水戸南ICの利用を推奨している。迂回地図が公式サイトに掲載されているので、休日の来館の際は事前に確認を。

■【混雑情報】充実した展示をスムーズに楽しむなら朝イチ来館もおすすめ

和田さんによると、アクアワールドで特に来場者数が多くなるのは、土日・祝日、GW、お盆を含む夏休み期間。また、5月中旬〜6月中旬や、10月の木曜、金曜の午前中は遠足で訪れる学生も多いとのこと。一方、冬場は比較的すいていることが多いそう。

また、開館時間のうち混雑しがちな時間帯は11時から14時頃。逆に、開館直後・閉館間際はすいている傾向にある。「朝一の来館は、けっこう狙い目かもしれません」(和田さん)

■【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
・入館人数を制限しています(※混雑状況により、再入場の方を含めて、入場までにお待ちいただく場合があります)。
・入場時に検温を実施しています(体温が37.5度以上の方はご入場をお断りさせていただきます)。
・手指消毒用アルコール、靴裏消毒用マット、飛沫防止アクリル板、ビニールを設置しています。
・間隔確保のため、床面表示を設置しています。
・1時間ごとに約10分間の換気を実施しています(常時ドアや窓を開放している場所もあります)。
・館内の定期的な消毒を1日4回以上実施しています。
・お魚発見教室(タッチングプール、遊具)を閉鎖しています。
・オーシャンシアターの定員を削減しています。
・土日・祝日のオーシャンライブで入場整理券を配布しています。
・屋内プログラムを中止しています。
・飲食エリアおよび多目的スペースで座席数を削減しています。
・スタッフはオーシャンライブ出演スタッフを除き、マスクを着用しています。
・スタッフの手洗い・消毒を実施しています。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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※本記事の内容は2020年7月時点のものです。