東京都墨田区のすみだ北斎美術館で、8月30日(日)まで企画展「大江戸歳事記」を開催中だ。

葛飾北斎が生きた江戸時代の人々も現代と同様、決まった時期に行われる様々な行事を通して、1年の生活のリズムを感じ取っていた。本展では、その江戸期の年中行事に焦点を当て、北斎や門人たちが描いた当時の風俗を紹介する。


例えば、端午では中国で疫病神をはらって魔を除くと信じられ、日本でも古くからよく描かれた画題である鍾馗図を描いた「朱描鍾馗図」(後期)など、北斎や門人たちによる前後期あわせて約120点の作品を展示。江戸時代にも多くの人でにぎわった寺社の祭礼や、作品に描きこまれた行事の風習を紹介する。
※展覧会は前後期で一部展示入れ替えがある。前期〜8月2日(日)まで、後期 8月4日(火)〜8月30日(日)


それぞれの行事は、1年の平穏無事や子どもの成長など、種々の祈りを込めて行われた。いろいろな行事に加え、季節ごとに登場する行商などの風俗を描いた作品も展示し、江戸の四季を紹介している。150年以上前の江戸の1年を身近に感じられる企画展「大江戸歳事記」にでかけて、先人の生活に思いをはせてみよう。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。