岩手県盛岡市の盛岡市遺跡の学び館で9月22日(火)まで、埋蔵文化財調査資料展「盛岡を発掘する−令和元年度調査速報−」が開催されている。


盛岡市遺跡の学び館は、盛岡市内にある遺跡(埋蔵文化財)の発掘調査・報告書刊行や出土品の収蔵のほか、考古資料の展示会、ものづくり体験学習会、文化財関係講座・講演会などを行う考古歴史系ミュージアムだ。同展示会では、縄文時代から近代にかけての展示資料278点とパネル展示80点を展示する。令和元(2019)年度に実施した10件の発掘調査によって明らかになった最新情報と共に、盛岡の新たな歴史の一面を見ることができる。


担当者は「発掘調査は過去の人間の生活の痕跡を掘り起こし、調査・記録することです。令和元(2019)年度の発掘では、盛岡市三本柳の西鹿渡遺跡からは脚部に透かしの入る赤彩高坏が、盛岡市向中野の細谷地遺跡からは原敬ゆかりの盃などが出土しました。その後の調査で西鹿渡の高杯は一般的な竪穴建物跡から出土することは珍しく、盛岡市内で数例しか発見されていないことや、細谷地の盃は原敬が総理大臣就任期に盛岡で開催された歓迎会の記念品として作られ、初めて存在が確認されたものであることがわかりました。このような発掘調査によって明らかになった最新情報を発掘物と共に展示してますので、ぜひお越しください」と貴重な展示資料の魅力を語る。

今までにない珍しい資料が揃う同展示会。この機会にぜひ訪れて、盛岡の歴史を知ろう。

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