平等院の見どころから楽しみ方、グルメまで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やアトラクション、イベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

■平等院ってどんなところ?多くの国宝が存在する歴史ある世界遺産
平等院は、1052年に藤原頼通が建立した寺院。歴史のある建物だけに国宝も数多く所有しており、1994年に世界文化遺産に登録されている。特に圧巻なのは、現在の10円硬貨にも描かれている鳳凰堂。仏師・定朝作の阿弥陀如来坐像が安置された御堂が阿字池に映る、美しい姿を見ることができる。

鳳凰堂の前には池を配した庭園(史跡・名勝)がある。これは、西方極楽浄土を現したものといわれ、各地の寺院造営に影響を与えた。

■【見どころ1】極楽浄土の有様を体現する荘厳な眺めの鳳凰堂
先に述べたように10円硬貨には鳳凰堂全景が描かれているが、一万円札も平等院鳳凰堂にゆかりのあるお金だ。鳳凰堂中堂の屋根の上にいるのは、一万円札に描かれた国宝「鳳凰」の二代目なのだ。

鳳凰堂の建築そのものが国宝に指定されているが、堂内に安置されている本尊「木造阿弥陀如来坐像(もくぞうあみだにょらいざぞう)」や、52躯の「木造雲中供養菩薩像(もくぞううんちゅうくようぼさつぞう)」もまた、国宝に指定されている。

まずは庭園から、尾の長い鳥が翼を広げたように見えるという鳳凰堂の外観と、極楽浄土の有様を体現したという荘厳な眺めをじっくり堪能しよう。

■【見どころ2】平等院ミュージアム鳳翔館で国宝や重要文化財を見学
鳳凰堂の美しさを堪能したら、国宝や重要文化財が数多く収納されている「平等院ミュージアム鳳翔館」を訪れよう。

「国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館」などを手がけた建築家の栗生明(くりゅう・あきら)氏が設計を担当した「平等院ミュージアム鳳翔館」は、鳳凰堂の景観を損なわないための工夫が施され、施設の大半が地下にある構造になっている。

「平等院ミュージアム鳳翔館」に入ると、入り口からすぐの廊下の先に国宝の梵鐘(ぼんしょう)が展示されている。また、ここでは国宝の「鳳凰」一対を間近で見ることができるのも醍醐味だ。かつて、鳳凰堂中堂の大棟の南北両端に据えられていたが、大気汚染などの影響から移動された初代の国宝「鳳凰」である。一万円札に描かれているのはこの鳳凰(南方像)なので、目の前でお金と見比べてみるのも貴重な体験かもしれない。

■【見どころ3】豪華絢爛な建築と四季折々の草花のマリアージュ
平等院ではその豪華絢爛な建築や文化財とともに、境内で発掘された種子から開花した平等院蓮や室町椿など、四季折々の草花が彩る姿を楽しむことができる。

春は桜や藤、ツツジが院内に咲き誇り、夏には阿字池に浮かぶスイレンや百日紅(サルスベリ)が見事だ。秋には院全体が紅葉で包まれ、冬は室町椿や山茶花が出迎えてくれる。四季折々に変化する表情を見ることができるのも平等院の魅力のひとつだ。

■【グルメ】「茶房 藤花」で厳選されたこだわりのお茶を堪能
平等院がプロデュースする「茶房 藤花」は、本格宇治茶を楽しめる日本茶専門店で、南門の近くにある。「宇治 玉露 冷茶」(900円)、「宇治 抹茶」(600円)、「宇治 玉露」(750円)などのメニューがあり、すべてのお茶に平等院オリジナル和菓子が付いてくるのもうれしい。

「茶房 藤花」で提供されるお茶は近郊で採れた純度の高い宇治茶を厳選したもの。日本茶インストラクターが丁寧に淹れたお茶を味わうことができる。水やお湯の温度から器に至るまで独自に研究を重ね、抹茶の量は0.1グラム単位までこだわっているという。極上の一滴は、一期一会ならぬ一煎一服といえよう。

なお、新型コロナウイルス拡大予防のため当面の間休業中なので、詳細は公式サイトの情報をチェックして。

■【お土産】ミュージアムショップのオリジナルグッズをチェック
平等院ミュージアム鳳翔館のミュージアムショップでは、鳳凰のオリジナルグッズや阿弥陀如来像の写真集、雲中供養菩薩像の持っている楽器のキーホルダーなどが販売されている。平等院の担当者に、特におすすめの商品を3つ紹介してもらった。

「雲中供養菩薩像、阿弥陀如来坐像、鳳凰像などのシルエットを交互に配置したデザインの『エコバッグ』(税込900円)は、折り畳んでスナップボタンで留めることでき、持ち運びにも便利です」(平等院担当者)

「雲中供養菩薩像や鳳凰像のシルエットがあしらわれた『マスキングテープ』(各税込500円)は、カラフルでお土産にも喜ばれると思います」(平等院担当者)

「濃紺に鳳凰像・鳳凰堂の刺繍が入った『オリジナル集印帖』(税込1500円)もおすすめです。一般的には御朱印帳と呼ばれていますが、平等院では、拝観の証明として印を紡いでいくという意味で“集印帖”と呼んでいます」(平等院担当者)

■【攻略法】所要時間は1時間ほど!朝日を浴びる鳳凰堂を見に行こう
平等院の担当者によると「早朝は人も少なく、東から登った朝日を浴びる鳳凰堂を見ることができるため、おすすめです」とのこと。正門に着いたら、鳳凰堂の横からの景観を堪能しながら正面へ回ろう。ここで、格子の円窓からのぞく阿弥陀如来像のお顔を拝観する。

鳳凰堂全景を楽しんだあとは、阿字池に沿って歩き、ミュージアム鳳翔館へ。間近で多数の国宝や文化財を堪能したら、鳳凰堂の裏手を通って、正門までぐるっと一周となる。

お土産などを見ても、1時間程度のコース。初めての来訪や、ほかの観光地も回りたい際にはこのコースを回れば、平等院のスタンダードな魅力が味わえる。

また、平等院の表参道にある「スターバックス京都宇治平等院表参道店」も、周辺の人気スポットなので、拝観の前後いずれかに立ち寄ってもいいだろう。景観を邪魔しない洗練されたデザインの店舗からは平等院門前の景色を臨むことができ、屋外ベンチだけでなく、店内のどの席からも美しい借景を堪能できるのが好評だ。

■【混雑情報】可能であれば早朝に来院するのがおすすめ
GWと紅葉シーズンが混み合う時期とのこと。早朝帯を選ぶと比較的人が少なく、ゆっくり見て回ることができる。

■【アクセス&拝観料】駅から徒歩で平等院に続く表参道を楽しもう
平等院の最寄り駅は、JR奈良線もしくは京阪宇治線の宇治駅で、徒歩で10分。平等院に続く表参道には34以上の店舗が軒を連ねているので、買い物やランチを楽しみながら観光ができる。また、専用駐車場がないため、車で行く場合は徒歩4分ほどの場所にある宇治駐車場の利用がおすすめ。

平等院の拝観料は鳳翔館入館を含んだ金額で、大人600円、中学・高校生400円、子供300円(※身障者手帳を持っている人は、本人および介添人1名を半額)。また、鳳凰堂内部の拝観料は別途300円。

■【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
・鳳凰堂内部拝観は検温(非接触)を実施。また、マスクの着用を必須とする。
・ミュージアム鳳翔館、ミュージアムショップ、茶房 藤花は、十分な換気、感染対策を行ったうえで営業中。

<施設情報>
住所:京都府宇治市宇治蓮華116
時間:鳳凰堂内部9:50〜15:50(受付 9:00〜、9:50から20分毎に1回20人まで。希望者多数の場合、最終受付以前に終了する場合あり。法要・行事等により内部拝観できない場合あり)、庭園8:30〜17:30(最終受付17:15)
休み:なし
アクセス:【電車】JR宇治駅・京阪電鉄宇治駅から徒歩10分/【車】京滋バイパス宇治西IC・宇治東ICから約10分。京奈和自動車道城陽ICから約20分
駐車場:なし

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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※2020年10月時点の情報です。