9月17日、羽田空港 HANEDA INNOVATION CITY2階に登場するデジタル体験型商業施設「羽田出島」(19日開業)のオンライン記者発表会が開催され、体験コンテンツのエグゼクティブアドバイザーを務めた市川海老蔵らが出席。コンテンツの見どころ紹介などを行った。

​日本空港ビルデング、羽田未来総合研究所およびワントゥーテンは、共同で羽田空港に隣接した新たな体験や価値を創造・発信する未来志向のまち“HANEDA INNOVATION CITY”内において、最先端テクノロジー・MR(ミックスド・リアリティ/複合現実と呼ばれ、仮想世界を現実世界に重ね合わせて体験できる技術)を活用した施設「羽田出島」をオープン。テクノロジーとパフォーマンスが融合した没入体験コンテンツ『The Heart of ZIPANGU(ザ ハート オブ ジパング)』などを展開する。

『The Heart of ZIPANGU』は、「開国しなかった日本」というコンセプトのもと、奇妙で不思議だけど新しい“もうひとつの日本の物語”を体験できるプログラムだ。四季折々の風景と共に、懐かしさも感じられるような体験を提供する。
MR技術や、全面プロジェクションマッピング、アクロバティックなパフォーマンスや殺陣、音楽などを間近で楽しめるこのプログラムは、気鋭のトップクリエイターが集結しているところもポイント。エグゼクティブプロデューサー 澤邊芳明(1→10)のもと、エグゼクティブアドバイザーに市川海老蔵氏を招聘し、ブレイクダンス世界チャンピオンであり近年は俳優・演出家としても活動している植木豪氏(PaniCrew)、きゃりーぱみゅぱみゅのスタイリストとしても活躍する飯嶋久美子氏、ブレイクビーツユニット HIFANA氏、クリエイティブディレクション・総合演出 引地耕太(1→10)など、注目クリエイターたちの共演を実現している。

発表会では、日本空港ビルデング取締役副社長執行役員 大西洋氏が「コロナで約半年遅れてとなりますが、施設は順次オープンしております。羽田出島は、JAPAN、テクノロジー、アート、文化、クリエーションがキーワード。現実と仮想の空間を肌で感じて、新しい発見をしていただければ」と、新施設開業への思いをコメント。

エグゼクティブプロデューサーの澤邊芳明氏は、海老蔵とタッグを組んだ理由について「もともと旅行などをする仲なのですが、そんななかで二人の思いが一致し、エグゼクティブアドバイザーをお願いしたら快諾いただけました。素晴らしいセンスをお持ちなので、衣装のアドバイスなどもしてもらいまして。今回の施設は最先端テクノロジー・MRが活用されていますが、実は彼は科学技術も詳しいんですよ」と明かした。

また、海老蔵は「私共の方が伝統文化は詳しかったりするので、お互いに持ってなかった知識をインストールしながら。僕は、演出とかではなく、その2、3個前の、どういった方に衣装を担当していただくか、とか、『もっとこうしたらいいのでは』といったコミュニケーションの部分で関わらせていただきました。もっと、伝統文化のアップグレードをして、日本のエンターテインメントの力を発信しなければ、という思いを受けて、ご協力することになりました」と、関わった部分について説明。

見どころについては「『開国しなかった日本』というテーマの部分。このテーマはすごく重要。江戸時代は遊びの文化のてっぺんを極めていたと思うので、日本人が失ってしまった遊びの心、日本の本来の心を掘り下げたいと思いました。没入型というところも面白いです。空港から少し離れてはいるけれど、トランジットの合間などで歩く価値はあると思います」とアピールした。

最先端の技術に触れられる「羽田出島」や、新作プログラムは世界へ羽ばたいていけるか。その発信力に期待したい。

取材・文=平井あゆみ

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