回転寿司チェーンの「くら寿司」が、都心型店舗の第一号店となる渋谷駅前店と、西新宿店を1月14日にオープンした。両店では、入店から退店まで店員と対面せずにサービスを受けられる「非接触型」で、感染予防対策を追求した店舗となる。

渋谷駅前店はスクランブル交差点からすぐ、渋谷駅から地下通路で接続したビルの7階に出店。入店するとまず受付機があり、人数などを入力。このタッチパネルは指の動きを認識できる特殊センサーを搭載しているため、画面から指が数センチ離れた位置で反応し、画面に触れることなく操作できる。

受付が済むとテーブル番号が記されたレシート(案内票)が発券されるので、店内の案内表示に沿って自分のテーブルに着席。テーブル席は、座席間の飛沫防止のために背もたれが高くしてあるのが特徴だ。

また、テーブルにも工夫が。テーブルを広くスッキリと使うために、調味料などはテーブルの中に収納。調味料入れや箸などへの飛沫拡散を防ぐことも期待される。

注文は席にあるタッチパネルか、自分のスマートフォンで行う。タッチパネルに表示されるQRコードを読み込むと専用サイトに移行し、メニューの注文ができる仕組みだ。

商品はホコリや飛沫を防げる「抗菌寿司カバー」でガードされて到着。皿を少し上に上げるとカバーが開くので、カバーに触れずに取ることができるのはうれしいポイント。

食べ終えた皿はテーブルにある投入口へ。レーンに取り付けられた小型AIカメラと皿投入口のセンサーでダブルチェックするため、店員が枚数確認をすることなくカウントできるようになっている。

会計はセルフレジで行う。受付時に発券された案内票を読み込み、現金のほか、クレジットカード、バーコード決済が選べる。

入店から退店まで店員と対面することなく、スムーズに食事を済ませることができる、「スマートくら寿司」の試み。くら寿司広報の小山祐一郎さんは、「コロナ禍で非接触という点に注目が集まりますが、『スマートくら寿司』はコロナ前から導入を進めていました。これらの非接触サービスを導入することによって、スタッフが食事後の後片付けや困っているお客様への接客に割く時間が増え、お客様の利便性、回転率を上げ、待ち時間の減少にもつながると考えています。今後は2021年中に全店舗でこのようなサービスを導入していく予定です」と話し、新しい生活様式のもと、最先端技術を駆使して非接触型のサービスを推進していく。

くら寿司では都心型店舗として、1月28日(木)に武蔵小杉店、2月5日(金)には赤羽駅東口店をオープンする予定だ。いずれの店舗も価格帯は一皿121円と、通常店舗より高い設定となる代わりに、アルコールメニュー数を倍に増やすなど、都心部ならではの需要を満たす商品やサービスを展開していく。

■くら寿司 渋谷駅前店
住所:渋谷区宇田川町23-3 渋谷第一勧銀共同ビル7F
電話:03-6277-5601
時間:11:00〜23:00、土日祝10:20〜23:00(LO22:30)
※緊急事態宣言期間中の店内営業時間は20時まで
休み:なし
席数:159席(禁煙)
交通:渋谷駅より徒歩すぐ

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※新型コロナウイルス(COVID−19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

取材・文=本間奈保子/撮影=遠藤潤