オリエンタルランドが約3年もの月日をかけて計画を進めてきた、東京ディズニーランド史上最大規模の開発エリアが9月28日(月)にオープンする。それに先駆け、9月25日(金)に、新型コロナウイルス感染症の影響で延期になっていた新施設やアトラクションのお披露目が行われた。

待望だった新エリアのプレスプレビューは、元々9月24日(木)を予定していたが、台風12号の影響で二度目の延期となり、翌日の25日(金)に実施。ファンタジーランドに導入された『美女と野獣』の世界が広がる新エリアおよび、エリア内に誕生する大型アトラクション「美女と野獣“魔法のものがたり”」、商品施設「ビレッジショップス」、フード施設「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」 が公開された。

また、トゥモローランドに導入された新アトラクション「ベイマックスのハッピーライド」、パーク初となるポップコーン専門ショップ「ビッグポップ」、 トゥーンタウンのキャラクターグリーティング施設「ミニーのスタイルスタジオ」も公開。ひと足早く、これらの新施設を体験してきた。

■ディズニー映画『美女と野獣』をテーマにした新エリアへ!
ファンタジーランド、トゥモローランド、トゥーンタウンにまたがる総面積約4万7000平方メートルのエリアで工事を行ってきた東京ディズニーランド。ファンタジーランドには、ディズニー映画『美女と野獣』をテーマにした新エリアが誕生した。

“映画そのまま”の風景が広がる新エリア。ベルが住む村の入口には、ベルの父モーリスの家「モーリスのコテージ」が、その先の村の中心には、ガストンの噴水やガストンの酒場をモチーフにしたレストランが出現。さらに、ベルが訪れた本屋など、映画に登場するお店をイメージしたショップなどが並ぶ。そして、村を抜けて森の方へ進むと、野獣の棲む城(「美女と野獣の城」)が!城の中では、大型アトラクション「美女と野獣“魔法のものがたり”」を体験できるのだが、入り口にたどり着くと、まずは城の背後に広がる荘厳な山の風景に圧倒される。

■最注目の新アトラクション「美女と野獣“魔法のものがたり”」
「美女と野獣“魔法のものがたり”」は、日本オリジナルのアトラクション。高さ約30メートルの「美女と野獣の城」の中にある。まず、城の中に入っていくと、驚きや発見に満ちたさまざまな仕掛けが。ほの暗い廊下に立った甲冑から聞こえるささやき声、魔法をかけられて動くフットスツール、サイドを通り抜けていく野獣の影などが、待ち時間も楽しませてくれる。

そして、アトラクション乗り場の手前の部屋に集められると、不穏な雰囲気の音楽が流れ始め…。リアル過ぎて怖いくらいの野獣と、ベルの掛け合いがスタート。「乗り物も"怖い系"?」と一瞬、緊張が走る。

しかし、映画の名曲に合わせて動く"魔法のカップ"にライディングすると、回りはするものの安定感のある動きで、怖さや不快感はナシ!晩さん会のシーンでは、ルミエールの歌声に合わせて食器たちと踊るように回り、雪に覆われた庭でベルと野獣が心を縮めていくシーンでは、氷の上を滑るように回るというように、シーンごとに感情豊かにカップが動き、取材陣を驚かせてくれた。

ストーリーに沿って、いくつもの名シーンを巡っていくこちらのアトラクション。オーディオアニマトロニクス(音と動きを同調させるように制御されたシステム)やプロジェクションマッピングなど、さまざまな技術を用いることで、映画の世界観を完ぺきに再現することに成功している。最後のボールルームのダンスシーンでは、「今、映画のあのシーンの中にいるんだ!」という感動で目頭が熱くなることも。ベルの表情がまるで本物の人間のようで、2度ほど目が合ったと思える瞬間もあり、体験すればファンならずとも嬉しくなってしまうはずだ。

■もう1つのアトラクション「ベイマックスのハッピーライド」も体験
「ベイマックスのハッピーライド」は、世界のディズニーテーマパークで初となる、映画『ベイマックス』をテーマにしたアトラクション。「体験したすべての人たちをハッピーにすること」を目的に、映画の登場人物“ヒロ”が開発した施設という設定だ。ベイマックスの見守るエントランスを抜け、中へ進むと、ベイマックスそっくりなケア・ロボットが登場。乗り物に乗り込むと、アップテンポな音楽が流れる中、ケア・ロボットの操縦により予測不能な動きで振り回される。優しい表情をしているケア・ロボットに、ブンブンと手荒く扱われるというギャップが笑いを誘った。

その他、新エリアでは、約100種類のグッズを展示する「ビレッジショップス」などで新商品をチェックしたい(※「ビレッジショップス」では当面の間グッズの展示のみ行う)。ガストンの酒場をモチーフにしたレストランも登場しており、新たな楽しみが目白押しだ。

なお、大規模開発エリアのうち、東京ディズニーランド初の本格的な屋内シアター「ファンタジーランド・フォレストシアター」は今回オープンする施設に含まれておらず、オープン日は未定となっている。

東京ディズニーランドでは現在、「遊園地・テーマパークにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に沿った対策を実施中。密を避け、感染予防を行いながら、オープンを待ち焦がれた新エリアを満喫しよう。

取材・文=平井あゆみ

※各施設では、入場するゲストの集中を避けるため、当面の間、利用人数の制限を実施。アトラクションおよびキャラクターグリーティング施設では、入園後に東京ディズニーリゾート・アプリでエントリーが必要。また、レストランおよびショップへの入店は、東京ディズニーリゾート・オフィシャルウェブサイトより利用時間の予約が必要。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。