全国で130カ所超え! いまETC搭載車しか使えない高速出口が増え続けているワケ

2020年2月時点でのETC利用率は9割を超えている!

 一時は無料化の話もあった日本の高速道路はすっかりETC前提の有料道として整備されている。最近ではサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)から直接出入りできるスマートIC(インターチェンジ)も増えているが、これらはETC専用だ。

 こうした状況を「ETC未搭載車もあるのにけしからん!」と思ってしまう人は、正直言って少数派だろう。国土交通省のデータによると、2020年2月時点でのETC利用率は92.7%なのだ。高速道路を使うドライバーやライダーの9割以上はETCを使っているというわけだ。

 ちなみに、ETCのセットアップ件数は累計9734万件を超えている。再セットアップを考慮すると、のべで7000万台以上にETCはセットされている。ETCをつけたまま輸出されたクルマや廃車処分されたクルマもあるので、現時点でそれだけのETC搭載車が走っているというわけではないが、日本の自動車保有台数は原付二輪を含めても約8200万台(四輪だけなら約7800万台)なのだから、ETCがついていないクルマは、もはやごく一部となっている状況が理解できる。

低コストで導入できることからスマートICが増えている

 義務化しない限り、100%の装着率になることは考えづらく、これほどの普及率であれば、いわゆるサチっている状態といえ、ETC前提でインフラ整備することは妥当といえる。では、スマートICがなぜ増えているのかといえば、それは低コストで出入り口を増設することができ、それがユーザーの利便性にダイレクトにつながるからだ。

 低コストで設置できる理由は言わずもがな、ETC限定とすることで基本的には無人化が可能になり、送受信システムとバーだけ簡易な料金所の設置で済むからだ。

 本線直結型では流入路も必要となるが、SA・PAに設置されるスマートICであればアクセス路の整備も最小限で対応できる。設備だけでなく土地の確保という点からもスマートICは低コストなのである。

 なお、2020年3月時点で、開通済のスマートICは全国で136カ所。そのうちSA・PA接続型は87カ所となっていることからも、低コストを武器に普及が進んでいることが見て取れる。

 ところで、ETC利用時にはETCカードの入れ忘れや、カードの有効期限切れといったミスによって通過できないことがある。スマートICに限った話ではないが、自分のミスで入口を閉鎖してしまうのは後続車に迷惑をかけてしまう。ETCを利用する予定があれば、出発前に、しっかりとカードの確認をすることを忘れずに!

 <関連リンク>

 国土交通省:ETCの利用状況

 https://www.mlit.go.jp/road/yuryo/etc/riyou/index.html

 ETC普及状況

 https://www.go-etc.jp/fukyu/etc/index.html