隣の芝生は確実に青い! 入れれば爆売れ確実なのに日本メーカーが海外のみで展開するクルマ5台

日本で売れそうな小型セダンも!

 “隣の芝生は……”ではないが、自分の国で販売されていないというだけで「良さそうなクルマだ」と、ないものねだりをしてしまうのは世の常。日本市場に導入されないことについては、保安基準や安全基準を満たしていないなど、それなりの事情がある。ここ最近は、タイでカローラ クロスがデビューして、日本でも売れそう、日本ではいつデビューするのかといった報道が相次いでいる。そこで、“日本市場でも正規販売していたら、ひょっとして……”と思える期待のモデル5台を紹介したいと思う。

1)ホンダ・ブリオ アメイズ

 アジア新興国向けにラインアップしているコンパクトハッチバック“ブリオ”のセダン版がブリオ アメイズ。特徴は全幅が日本の5ナンバーサイズに、なおかつ全長が4メートル以内に収まっているというところ。日本市場では5ナンバーサイズセダンはほぼ絶滅状態。日本は現実的なセダンの選択肢が少なすぎるので結構イケるかも?

2)ホンダWR-V

 南米及びインドでラインアップされている、先代フィットをベースとしたコンパクトクロスオーバーSUV。インドではブリオ アメイズとWR-Vがよく売れている。以前、日本市場での販売の可能性を聞くと、日本市場導入の基準を満たしていないとのことであった。それでも日本市場導入を熱望する声も多く、次期型WR-Vは日本市場導入の可能性が高い。

国内導入の噂が流れるモデルも……

3)スズキ・エルティガ

 インドとインドネシアで生産され、世界70以上の国や地域にも輸出されている3列シート7名乗りのMPV。全長4395×全幅1735×全高1690mm。インドネシアでは1.5リッターエンジンに5速MTと4速ATを設定。インドのウーバーではプレミアムクラスの車両となっている。ソフトな乗り心地で、4速ATとの組み合わせもなかなか良かった。シエンタやフリードのライバルとなりそう。

4)トヨタ・カローラ ツーリング スポーツ

 日本市場のツーリングは全長が短いこともあり、荷室や後席が狭く使い勝手がいまひとつで、デビュー直後に購入した小さい子供のいる知人はさっそくRAV4への代替えを検討しているほど。ヨーロッパ仕様は全長も長く、アベンシスの後継的役割をめざしていたが評価はいまひとつ。日本では車名を変えて(見た目も変わるかも)導入予定もあるとの噂が流れている。

5)トヨタ・シエナ

 アメリカで生産され、北米市場のほかはごく一部の国で正規販売されている。中国やロシアなど世界各国で個人輸入され、結構な頻度で見かけることができる。日本でも個人輸入車を購入して乗っているひとが多い。今年4代目の新型がデビューしハイブリッドのみとなった。エスティマがなくなったので、“アル/ヴェルではちょっと”というひとに注目されそうだ。

 6月に正式発売となったハリアーも、先代モデルはほぼ国内専売モデルとなっていたのだが、正規輸入販売されていないASEAN各国では活発に日本から個人輸入され、正規販売しているのかと思うほど街なかで見ることができた。中国の自動車メディアでも一時期“なんで中国市場では販売しないんだ”という報道を目にしたことがある。そして新型は、さっそく北米市場では“ヴェンザ”として、ほぼハリアーそのままでラインアップされている。日本で販売されていない日本車を見て、「なぜ日本で売らないんだ」という声があるのと同じく、海外から見ていて、「なぜ日本でのみ販売しているんだ」という声もある。ある意味、世界のクルマ好きの思いというのは同じといえ、日本だけの特別なものというわけではなさそうだ。