楽しいが「一歩間違える」と命の危険も! クルマのDIYで「痛い目」をみがちな点7つ

仕組みを理解したうえで行うのがポイント

 最近のクルマは手出しができない部分も増えているが、DIYでのメンテは愛着が湧くのでオススメしたい。ただ、気軽にやると痛い目に遭うのも事実で、成功のポイントはどのような仕組みや理屈になっているのか、またどんなことをどのような手順ですればいいのかを理解してから行うこと。なんとなくやってみればわかる、ではダメだ。最近はネットにはいろいろな情報が溢れているので、自分でもできるだろうと油断しがちでもある。今回は失敗しやすいポイントを整理してみた。

1)オイルの量

 メカ系DIYの代表格と言えば、オイル交換だ。抜くのはいいとして、問題は新油の量。点検用のスティックを抜いて見たときに油面が確認できないからと言って、ドンドンと入れてしまうのはNG。ザブザブに浸かっていて、油面はすでに越えてしまっていたというのはオイル交換の失敗の定番だ。もちろん少なすぎというのもある。

2)ネジの締め過ぎ

 オイル交換時のドレインボルトやフィルターの締めるときに心配になって、もう少しもう少しと締め過ぎになることが多い。ホイールナットなど、もちろん他のネジ類も同様で、基本的に慣れないと締め過ぎる傾向にある。

3)ネジが緩い

 単純に緩いというのもあるが、締め過ぎの傾向にあるという記事などを見て、手加減しすぎたという堂々巡り的な失敗もある。トルクレンチを使うのが一番だが、これもまたネットの記事でとにかく使わないとダメ的なものが多くて、強迫観念に駆られてなんでもかんでも使いすぎているようなことも見受けられる。次第に加減を覚えて、自然にキチンと締められるようになるのもDIYの醍醐味なのだが、加減が難しいのは事実。

4)ショート

 バッテリーの交換で配線が触れてパチッとすることがある。気をつけていればいいとはいえ不注意もあるので、端子を外したらゴム手袋を被せるなどすると確実だ。また電装品がショートするとヒューズが飛んで守ってくれるが、切れたことに気が付かないこともあるし、そもそもヒューズを入れないで配線してしまうことはDIYでありがち。

足まわりは片方ずつ手を付けるのがコツ

5)電装品の不動

 ナビやドラレコ、レーダー探知機など、後付けの電装品を自分で取り付けるのも楽しい。しかしよくあるのが配線が終わって、いざオンにしてみてもうんともすんとも言わないこと。相手は電気だけに発見が難しく、なかでも面倒なのが配線を取る場所は正しくても、接触不良などでじつは電気が通じていなかったというパターン。テスターでなくても、安い検電テスターでいいのであると便利だ。

6)ブレーキの組み付け

 自己責任ではあるが、ブレーキを自分で分解整備するのは法律的に問題はない。ディスクブレーキであれば、実際のところ簡単にできる。とはいえ、難所はあって、正しい組み付けがわからなくなってしまうことがある。パッドだけならはまる場所は一目瞭然なのだが、ピンや鳴き止めのプレートなどの向きや位置がわからなくなったりする。ブレーキを含めて、足まわり整備の鉄則は左右同時にはできないため、万が一わからなくなっても、片方を手つかずにしておけばどうなっているか確認できる。もし同時にバラバラにしてしまうとお手上げだ。

 またパッドを新品にするとキャリバーのピストンを押し戻さないと厚さが増しているので、元に戻せなくなる。手でなんとかなるだろうと油断すると、固くて途方にくれるという例も多い。

7)ネジ類のなめ

 旧車の場合はボルトが錆びていてネジ山を舐めたり、頭が落ちたりする。一方、最近のクルマではサビでボロボロになることはないため大丈夫だと思いきや、工具が正しくないと意外に簡単にいってしまう。固いネジを緩めるのにスパナではダメだし、ドライバーも番手を合わせて溝にキッチリとはまるようにしないと舐めてしまう。一旦舐めるとリカバーは大変だ。

 DIYでの失敗といっても、事前の準備や情報収集をしっかりとしておけば、避けられるものは多い。冒頭ではネットでの記事があふれ過ぎていると書いたが、うまく使えば先人からのヒントになるのも事実なので、うまく活用するといいだろう。