白隠の生まれ故郷でゆかりの書画に出会う

白隠の生まれ故郷でゆかりの書画に出会う

 臨済宗の中興の祖といわれる江戸時代中期の禅僧、白隠慧鶴(はくいんえかく)。駿河国原宿(するがのくにはらしゅく)(現静岡県沼津市原)に生まれ、同地の松蔭寺で出家し、諸国行脚の後に再び松蔭寺に戻り、84歳で没した。白隠にとってゆかりの深い静岡で、その書画を集めた展覧会が開催される。

 会場には松蔭寺をはじめ、高林寺(静岡市駿河区)や龍津(りょうしん)寺、大乗寺、清見(せいけん)寺、禅叢(ぜんそう)寺(すべて静岡市清水区)など静岡県内の寺院に伝わる白隠作品を中心に、1
35件がそろう。

 大きな蛤(はまぐり)の中から現れた観音像を描いた大作「蛤蜊(こうり)観音」(禅叢寺蔵)が約40年ぶりに展示されるほか、聖徳太子が片岡山(奈良県)で会った達磨の姿を描いた「片岡山達磨」(大乗寺蔵)が初公開されるなど、見どころが多い。また、白隠の没後に制作された、最晩年の姿を表した「白隠像(木像)」(松蔭寺蔵)なども興味深い。

 白隠が生涯で最も多く描いたのが禅宗の開祖、達磨大師の像だ。本展では、35歳で描いたものから、83歳のときの「達磨図」(清見寺蔵)まで、さまざまな達磨作品が展示されるので、その変遷をたどるのも楽しい。

 ゆかりの地、静岡を舞台にした白隠の展覧会は、このあと5月に展示構成を変えて佐野美術館(三島市)でも開催される。

●白隠禅師250年遠諱記念展 駿河の白隠さん
 <開催日>2018年2月10日〜3月25日
 <開催場所>静岡市葵区・静岡市美術館(東海道新幹線静岡駅下車)
<問>☎054-273-1515
URL:http://shizubi.jp/index.php

*情報は2017年12月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください

  
▲「WEDGE Infinity」の新着記事などをお届けしています。

◆「ひととき」2018年2月号より

おすすめ情報

Wedgeの他の記事もみる
主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

トレンド アクセスランキング

ランキングの続きを見る

トレンド 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

記事検索