わが子が太りすぎていないか、やせすぎていないか、親としては気になるところですね。そこで、子供のベストな体重はどうやって判断するのか、1歳から6歳の平均体重や肥満・やせの目安の計算方法とともに紹介します。

1歳から6歳の子供の平均体重

子育てをしていると、同じ歳の子と比べて自分の子供の体重が重いのか軽いのか、平均はどのくらいなのか気になるものです。そこで、年齢・月齢ごとに平均体重を見てみましょう。

男の子の平均体重

男の子の年齢・月齢ごとの平均体重は次のようになっています[*1]。

1歳0ヶ月 9.28kg

1歳1ヶ月 9.46kg

1歳2ヶ月 9.65kg

1歳3ヶ月 9.84kg

1歳4ヶ月 10.03kg

1歳5ヶ月 10.22kg

1歳6ヶ月 10.41kg

1歳7ヶ月 10.61kg

1歳8ヶ月 10.80kg

1歳9ヶ月 10.99kg

1歳10ヶ月 11.18kg

1歳11ヶ月 11.37kg

2歳0〜6ヶ月未満 12.03kg

2歳6〜12ヶ月未満 13.10kg

3歳0〜6ヶ月未満 14.10kg

3歳6〜12ヶ月未満 15.06kg

4歳0〜6ヶ月未満 15.99kg

4歳6〜12ヶ月未満 16.92kg

5歳0〜6ヶ月未満 17.88kg

5歳6〜12ヶ月未満 18.92kg

6歳0〜6ヶ月未満 20.05kg

※1歳代の月齢の範囲は、次の月齢未満まで

(例:1歳0ヶ月=1歳0ヶ月から1歳1ヶ月未満)

女の子の平均体重

続いて、女の子の年齢・月齢ごとの平均体重は次の通りです[*1]。

1歳0ヶ月 8.71kg

1歳1ヶ月 8.89kg

1歳2ヶ月 9.06kg

1歳3ヶ月 9.24kg

1歳4ヶ月 9.42kg

1歳5ヶ月 9.61kg

1歳6ヶ月 9.79kg

1歳7ヶ月 9.98kg

1歳8ヶ月 10.16kg

1歳9ヶ月 10.35kg

1歳10ヶ月 10.54kg

1歳11ヶ月 10.73kg

2歳0〜6ヶ月未満 11.39kg

2歳6〜12ヶ月未満 12.50kg

3歳0〜6ヶ月未満 13.59kg

3歳6〜12ヶ月未満 14.64kg

4歳0〜6ヶ月未満 15.65kg

4歳6〜12ヶ月未満 16.65kg

5歳0〜6ヶ月未満 17.64kg

5歳6〜12ヶ月未満 18.64kg

6歳0〜6ヶ月未満 19.66kg

※1歳代の月齢の範囲は、次の月齢未満まで

(例:1歳0ヶ月=1歳0ヶ月から1歳1ヶ月未満)

大切なのは増え方を見ること 測定の頻度と発育曲線

まずは平均体重を見ていただきましたが、「今の時点の数値を平均と比べて終わり」としないようにしましょう。子供の体重は継続して量り、増え方を見ることが大切です。

体重はどれくらいの頻度で量ればいい?

では、子供の体重はどのくらいの頻度で量ればいいのでしょうか。

月1回を目安に計ろう

誕生してすぐのころは入院中の病院で毎日量るかもしれませんが、その後は、特に医師の指示がなければ、1ヶ月に1回程度を目安に量ることを習慣にしましょう。

「発育曲線」を活用しよう

子供の体重の増え方をみるとき参考にしたいのが、母子手帳にも載っている「発育曲線」。この発育曲線は、100人中94人の子供が入る幅で描かれています。つまり、曲線の外に位置する子もいるということです。

大切なことは平均と比べてどうかではなく、体重が曲線に沿って増えているかどうか。平均より体重が多め・少なめであっても、発育曲線のカーブに沿って増えていて、健康であれば心配ないでしょう。

太りすぎ・やせすぎの基準は?

お子さんの太りすぎややせすぎが気になるときは、親の感覚で判断せず、測定した体重をもとに数値で確認しましょう。次で紹介する肥満度は、幼児のものは母子手帳にも載っています。お子さんの身長と体重を書き込めば肥満度が分かるようになっているので、利用してみてください。

肥満度の計算方法

子供が太っているのか、やせているのかは、主に「肥満度」で評価します。肥満度とは、実際の体重(実測体重)が標準に対してどのくらい上回っているか(または下回っているか)を示すもので、次のような式で計算します[*2]。

肥満度=(実測体重−標準体重)/ 標準体重×100(%)

なお、「標準体重」は平均体重とは異なり、日本成長学会のホームページなどで確認できます。

◾️日本成長学会「性別身長別標準体重」

http://auxology.jp/application/files/5514/8427/0203/fuhyo3.pdf

肥満度の評価

幼児では±15%以内が「普通」で、それ以外は以下のようになります。

・15%以上:太りぎみ
・20%以上:やや太りすぎ
・30%以上:太りすぎ
・−15%以下:やせ
・−20%以下:やせすぎ
なお、学童期になると、±20%以内が「普通」で、20%以上を「軽度肥満」、30%以上を「中等度肥満」、50%以上を「高度肥満」、−20%以下を「やせ」、−30%以下を「高度やせ」となります。

発育曲線の描き方もポイントに

肥満で受診や相談をする際は、いつから肥満なのか、今も肥満傾向が続いているのかといったことも問題となります。また「やせ」の場合も同様に、軽いながらもその子なりに発育しているのか、体重の増加が止まっている・または減っているのか、といったことが重要です。上述の発育曲線に測定結果を書き入れて、成長具合を見るようにしましょう。

やせているときの対処は、乳児期と幼児期で異なります。

乳児期(1歳まで)は、やせているのはミルクや母乳が足りないことや病気が原因の場合が多く、小児科医の診察を受けることが必要になります。

幼児期になると、やせているのは体質によることもあり、以前からやせていて、元気があって発育曲線に沿って増えていれば、あまり心配することはないでしょう。それでも、肥満度が0%だった子が急激にー10%になるなど、やせが進行する場合や元気がないときは、病気の心配もあります。たとえ標準の帯の中に入っていても、急に肥満度が変わる、発育曲線から大きく外れるといったときは、一度医師に相談するといいでしょう。

太りすぎ・やせすぎ対策は

お子さんが太り気味、やせ気味のときは、このまま太りすぎたりやせすぎたりしないか気がかりですね。実はどちらの場合も、食生活と生活習慣がカギになります。

食事と生活習慣を整えることが大事

肥満の予防に大切なことは、食事と運動、生活リズムに気をつけることです。いくつか具体例をあげると、次のようなことです。 ・睡眠時間を十分にとる。夜更かしをしない
・朝食を食べる
・食事は薄味にして、野菜を食べる
・間食は時間を決め、食べ過ぎない
・テレビやタブレット端末を見るスクリーンタイムをできるだけ短くする
・毎日体を使った遊びをする(運動する習慣をつける)

一方で、子供がやせる原因としても食生活や生活習慣の乱れが指摘されています。夜更かしをして朝食をとらない・食べられない、極端な偏食や小食、といった食習慣を続けていると、エネルギーや栄養が不足し、体重が増えにくくなります。また、やせ型の子供は運動不足で筋肉量が少ない場合があることも指摘されています。やせすぎが心配な場合も、十分に睡眠をとり、朝食を食べて、体を使って遊び、食欲が出るようにすることが大切です。体質的に小食という子ももちろんいますが、食事や生活習慣も見直してみるといいでしょう。

まとめ

子供の体重は、元気でその子なりに発育曲線に沿って成長していれば、平均から少し離れていてもあまり心配はないでしょう。逆に、体重が標準の範囲内でも、急に増えたり増えなくなったりして曲線の描き方が大きくずれる場合は、病気の可能性もあります。その時点での体重だけで判断せず、月に1度は体重を量り、記録をつけて発育曲線を確認するようにしましょう。また、日頃から食事と運動、生活リズムなどに気をつけて、お子さんの健やかな発育をサポートしましょう。

(文:佐藤華奈子/監修:梁尚弘 先生)

※画像はイメージです

参考文献
[*1]厚生労働省「平成 22 年乳幼児身体発育調査報告書(概要)」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/73-22-01.pdf
[*2]日本小児内分泌学会「肥満」
http://jspe.umin.jp/public/himan.html

この記事の監修ドクター 梁 尚弘先生
りょうキッズクリニック(埼玉県所沢市)院長。平成10年順天堂大学卒業後、日本大学小児科研修医、沼津市立病院小児科、横須賀市立市民病院小児科、日本大学小児科助教、瀬戸病院小児科医長を経て現在に至る。小児科専門医。

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます