【妄想ベストナイン!】なぜ五郎丸は5番・センターなのか? 野球でたとえればラグビーもわかる!?

【妄想ベストナイン!】なぜ五郎丸は5番・センターなのか? 野球でたとえればラグビーもわかる!?
 野球選手以外でベストナイン選んだら、どんなチームができる!?

 男優、女優、食べ物……。人間以外もあり! ということで、週刊野球太郎が「妄想ベストナイン」を選出。オーダーを組んでみた。

 栄えある(?)「妄想ベストナイン」が集うリーグは、名づけて「モ・リーグ」(「モ」は妄想の「モ」です……)!

 本年、第1回のテーマはラグビー! 2015年の南アフリカ戦での大金星、今年のワールドカップ自国開催に向けて、注目度がV字回復中のラグビーのポジションで打順を組んでみました! ちなみに、今回は筆者もそこまでラグビーの知識が深いわけではないので、青春時代はラグビーに力を注ぎ、現在は某焼肉チェーン店の店長Kさんに協力してもらいました。

(※筆者とKさんの独断と偏見によるものなので、お気楽な気持ちでお読みください)

◎上位打線は花形のバックス陣


 今回は選手ありきで打順を組むのではなく、ラグビーのポジションを10種類に分けて、ポジションの特性や向いている選手を考えて、打順を組んだ。その結果、以下のような人選となった。

【妄想ベストナイン!】なぜ五郎丸は5番・センターなのか? 野球でたとえればラグビーもわかる!?
(※右側に記している名前は各ポジションの代表的な選手)

 1番を任せるのは「ウイング」。ラグビーでは11番、14番を背負う。ボールを回していき、最後にもらって、走りきってトライを目指すポジションなので、足がとことん速く、「攻撃」が似合う選手が多い。抜群の走力を生かすには1番打者がピッタリだ。ディフェンス面はそこまで期待をしないので、レフトを気楽に守ってもらおう。

 Kさんは明治大や日本代表でも活躍した吉田義人が印象深い選手と答えた。日本代表で活躍し、現在は解説などを務める大畑大介さん(元神戸製鋼)も日本代表では主にウイングで活躍した。

 2番は「センター」で背番号は12番と13番。両サイドに張るウイングの1つ内側に位置し、攻めてはウイングをアシスト、守ってはタックル要員でもある。走力、攻撃時はつなぎ、そして守備力も求められる点を踏まえると、打順は2番でライトを任せたい。ラグビーのポジションは「センター」で野球は「ライト」とわかりにくくてすみません……。

 ちなみに、Kさんによると代表的選手で挙げた元木由記雄は、睨みを利かせる顔とともにオーラが凄かった選手だったそう。個人的には現在、早稲田大3年の中野将伍に期待している。最前線の選手を思わせる強そうな体格でタックルも強く、従来のセンターの役割ができる上に突破力もあり、いうなれば「長打がある2番打者」のような選手。今年のワールドカップ出場は難しいかもしれないが、今後の活躍に期待したい。

 3番には「スタンドオフ」。10番で攻撃時のサインを出し、展開を考えたり、時には自分で突破もしたりするオフェンスの要だ。場面、状況によってどのように攻めるべきか、冷静に判断する力も必要になる。まわりを生かすことも自分で決めることもできる力を持ち、「うまさ」を持った選手がつくので、打線でのイメージは3番がピッタリだ。守備位置はセカンドで、的確な判断力とうまさを守備でも生かしたい。

 4番は「ナンバーエイト」。文字通り背番号は8の選手で、チームで一番能力が高い選手のポジションだ。スクラムにも入るので、もちろん体の強さ、重さ、そして守備陣を統率する能力も必須。ときに潰れ役となるプレーをしたり、走力で狭いサイドを突破したり、攻撃面でもスピード&パワーが要求される。攻守の大黒柱となる最高の選手は、4番・キャッチャーを任せたい。

 ちなみに、代表的な選手として名前を挙げたキーラン・リードは、オールブラックス(ニュージーランド代表の愛称)の主将も務める「現役最高のナンバーエイト」。ワールドカップ2019でオールブラックスからの引退を示唆している。

 5番は「フルバック」。背番号は15で、一世を風靡した五郎丸歩のポジションだ。五郎丸というとおなじみのルーティンからのペナルティーキックのイメージが強いが、キック専門のポジションというわけではない。ただ、実際にペナルティーキックを任される選手が多く、自陣にいる場合は相手陣地にキックを蹴り込むので、キックがうまいにこしたことはない。そんなキックという飛び道具を持ちつつ、ウイングからさらにボールがまわってきてトライをする役割は、長打でランナーをきれいに掃除するクリーンナップの仕事と同じだ。

 その一方で、守備時はセンターやウイングの背後にポジションを取り、彼らを統率し、相手のキックに対応する(野球でいえばフライを捕る)。指示を出したり、広範囲をカバーすることから、野球の守備位置ではセンターのイメージが重なる。

 ちなみに、スクラムハーフ(後半に登場する)、スタンドオフ、センター、ウイング、フルバックの総称を「バックス」と呼び、これから出てくるプロップ、フッカー、ロック、フランカー、ナンバーエイトは、体重があり、パワーで勝負するようなポジションの選手たち。「フォワード」と呼び、スクラムを組むのも「フォワード」の選手たちだ。

◎フランカーこそ真の実力者が!


 6番には「フランカー」を入れる。試合では6番と7番の選手になるが、正直、年に数回テレビ観戦するだけの知識しかない筆者にとって、彼らの役割が全然わからなかった。しかし、Kさんの説明を受けると認識が一変! 実はとても重要な役割であり、仕事量も多く、代表的な選手で書いたリーチ・マイケルのように、いいフランカーがいるチームが強いことを学んだ。試合中に6番と7番が何をしているのか? 注目するといままでとは違う視点でラグビーが見られるとのことなので、ワールドカップでは注目したい。

 主な役割は、ディフェンス時には突破しようと走る相手選手を目掛けてタックルをするし、そのために走り回る。オフェンス時はボールが回ったバックス陣をサポートするために走る。とにかく走る上に、強いタックルができなくてはならない。スタミナ、パワー、スピードといった総合的身体能力が一番必要とされるポジションなのだ。身体能力の高さをショートで存分に発揮してほしい。

 7番に置くのは「プロップ」。背番号は1番、3番で、スクラムでは先頭に入るなど、試合中はとにかくコンタクトプレーを繰り返す。このポジションで押し負けるとディフェンス時はどんどん攻め込まれてしまうし、オフェンス時は攻撃のリズムもポジショニングもできない。地味かもしれないが、プロップの「強さ」が試合の流れを引き寄せることが多い。パワー満点な選手というと野球では助っ人外国人選手のイメージ。それを踏まえて7番DHとなった。乱闘時はラグビーのように最前線に飛び出してもらいたい(笑)。

 8番はサードで「フッカー」。背番号は2で、スーパーラグビーのサンウルブズでは初代キャプテンを務め、日本代表でも主軸の堀江翔太が代表的な選手だ。スクラムの最前線かつ中心に入り、スクラムをコントロールしつつ、押しつつ、ボールを右足でかき出すのでフォワードながら器用さも持ち合せたタイプの選手を置きたい。

 9番・ファーストは、4番と5番を背負う「ロック」。スクラムでは第2列で支えたり、ラインアウト(サッカーでいうスローイン)のボールを捕るために飛んだり担いだり、といった役割がある。フォワードの一員なので、もちろんパワーも必要だが、背の高さやジャンプ力もある選手が多い。そういうと守ってもらうのは当然ファーストが適任となる。打順が9番であるのは、ラインアウトをしっかり確保し、いい攻撃につないでいくので、DeNAが9番に野手を置き、上位打線につなげていくイメージだ。

 最後に投手は「スクラムハーフ」。スクラムにボールを入れたり、タックルなどでごちゃごちゃとしたところで最初のパスを投げたり、とにかくプレーやボールが止まってから最初に投げることが多い。だから、投手! というかなり安易な理由です(苦笑)。

 スタンドオフが攻撃時の指示を出すと書いたが、最初にボールをさばくスクラムハーフも同じ能力が必要で、状況判断力や戦術理解度が高い選手を置きたい。また、ボールが地面についている場面でのプレーが大半なので、ラグビー選手にしては小柄な選手が多い。小柄な技巧派エースが大きな打者をいなしていく……スクラムハーフの活躍ぶりを野球にたとえるとこんな感じだろうか。


 独断と偏見でラグビーのポジションを野球に当てはめてみたが、いかがでしたか? 「結局、ラグビーわかんねぇよ!」と言うそこのあなた! このイメージがあうかどうか確かめるために、大学選手権決勝(明治大vs.天理大)は1月12日の14時15分キックオフなので、ぜひ一度試合をご覧になってください。ワールドカップ2019は9月20日、日本対ロシアで開幕します!


文=カバディ西山

■妄想ベストナイン延長戦
コラム・〜日本開催に向け人気復活の気配!〜
 ラグビー・早慶戦、早明戦は大学スポーツの中でも指折りの人気であり、新日鉄釜石や神戸製鋼など伝説的チーム、松尾雄治さんや平尾誠二さんといった伝説的選手を輩出したり、ラグビーを題材にしたドラマ『スクール☆ウォーズ』が大人気となったり、ラグビーは昔から日本では馴染み深いスポーツの1つでした。その後、サッカーをはじめとするその他のプロスポーツの台頭や、スポーツの選択肢の多様化もあり、ラグビー人気は低迷気味に。しかし、10年前にワールドカップ2019の日本開催が決まり、前回大会のラグビーワールドカップ2015では屈指の強豪国・南アフリカから大金星を獲得! ワールドカップ自国開催に向けて、再び熱がグイグイ高まっています。


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