大規模災害に備え、県警は15日、本部庁舎機能の代替施設への移転訓練を天童市の総合交通安全センターで行った。昨年11月、相互に情報共有を図るなどの支援協定を結んだ東北電力が初めて参加し、停電時の応急対策の手順も確認した。

 山形盆地断層帯を震源とするマグニチュード(M)7.8の直下型地震が発生し、山形市の本部庁舎が損壊した−との想定。同センターの倉庫に災害警備本部を設置し、人員や資機材を運び、災害現場の映像を受信したり、通信機器の動作を確認したりした。

 県警警備2課や東北管区警察局機動警察通信隊から約20人が参加。「まず無線機を優先に設置して」と指示を受けながら「交通規制班」「情報通信班」など約15のブースをつくり、電話やパソコン、無線機などをてきぱきと設置した。

 今回は東北電力送配電カンパニーからも約10人が参加し、施設の停電への対応も訓練。約100世帯分の電力を供給できる高圧応急用電源車から施設に配電する手順も確認した。警備2課の宮地武課長補佐は「どんな場所でも拠点にできるよう訓練を重ねていく」と話していた。