12日の県内は高気圧に覆われ、春のような好天となった。朝の最低気温が氷点下5.4度と厳しい冷え込みだった山形市内も日が昇るとまぶしい陽光が差し、蔵王温泉スキー場では、見事に成長した樹氷が青空をバックに立ち並んでいた。

 樹氷の芯になるアオモリトドマツの害虫被害に加え、今冬は少雪で樹氷の出来栄えが心配されたが、数日前の荒天が見事なアイスモンスターを生み出した。樹氷原を目指す蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅には営業開始の午前8時半を前に多くの観光客が列をつくった。県外のほかタイや台湾から来県した人が多く、昼前には最長2時間待ちになった。

 樹氷観賞スポットの同ロープウェイ地蔵山頂駅は正午の気温が氷点下7度。それでも強い日差しに暖かさを感じた。タイから訪れた若い女性2人は「ワンダフル!」と笑顔で感動した様子だった。