米沢特産のコイ料理の普及について研究、実践している米沢栄養大の北林蒔子准教授のグループが、若い世代に向けた新メニュー「鯉(こい)サンド」を開発した。焼いたコイの身をパンに挟んだもので、12日には米沢市の九里学園高で高校生向けの試食会を開いた。

 同グループは本年度、コイ料理についてのシンポジウムや料理教室などを開催している。現状で最大の課題は「若者のコイ離れ」と認識しており、食べ方の提案としてメニュー開発に取り組んだ。

 「鯉サンド」はサバを使った「サバサンド」を参考に考案。骨切りして小麦粉を付けたコイの切り身をオリーブオイルとニンニクで焼き、タマネギやレタスなどの野菜と共にパンに挟んだ。マスタードやレモンを加えて味を調えた。試食会には2年生約130人が参加。泉妻(いずのめ)伯(はく)さん(17)は「おいしかった。お盆とかにコイは食べるけどまた食べてみたい」と話した。

 北林准教授は食育の特別授業も行い、地場産物の大切さなどを強調した。生徒からのアンケートを参考にメニューの磨き上げを図る。グループに参加している米沢鯉六十里の岩倉利憲社長は「イベントなどの際に新メニューを提供できれば」と話した。