平安時代の公家が着用しした装束を学ぶ講義が14日、米沢市の県立米沢女子短期大(鈴木道子学長)で開かれた。学生が実際に公家の女性が着ていた十二単(ひとえ)などを身にまとい、重さや肌触りなどの着心地を確かめていた。

 朝廷や武家の礼式などを学ぶ講義「有職(ゆうそく)故実」の一環。宮内庁非常勤職員で、同短期大非常勤講師の鈴木真弓さん(72)=東京都世田谷区=が着付けや各装束の名称を指導した。

 国語国文学科や日本史学科の学生約60人が受講した。着用した装束は女性が着用する有名な十二単をはじめ袿(うちき)と男性用の水干(すいかん)、狩衣(かりぎぬ)の計4種。それぞれ、数人がかりで袖を通し、「歩くのが大変」と当時の人たちを気遣う一方、「色合いが華やか。気分が上がる」と笑みを見せていた。