庄内浜で水揚げされたズワイガニの新ブランド「庄内北前ガニ」の今季の水揚げ量が、目標としていた1トンを大きく下回る約47キロにとどまったことが24日、分かった。出荷には厳しい基準を設けているが、カニ漁の不振で全体の漁獲量が少なかったことが響いた。

 酒田市で同日開かれた庄内浜ブランド創出協議会で県の担当者が説明した。庄内北前ガニは▽重さが1キロ以上▽甲羅の幅が13センチ以上▽傷などがなく足がそろっている―など6項目の出荷基準を設定している。漁期(10月〜1月)のズワイガニの漁獲量は約8トンで、同期比の半分程度。そこからさらに厳選すると、基準を満たしたカニはわずか39尾(約47キロ)だった。

 県は漁期中、庄内北前ガニをPRするため、29店舗で特別メニューを提供するキャンペーンを展開。庄内北前ガニを含めてズワイガニを食べた人は計3841人で、庄内に来た理由を尋ねるアンケートでは約6割の人が「ズワイガニを食べるため」と回答した。県の担当者は「庄内でズワイガニが水揚げされること知らない人もいたが、広く宣伝できた」と話した。