IT機器販売などのメコム(安部弘行社長)が、山形市香澄町2丁目の本社1階にテレワークセンターを開設した。カフェのような雰囲気の中、テレワークやオンライン会議を体感できる場で、顧客に無料で開放する。集中できる1人用ブース、コピー機のほか、くつろぎスペースも備える。新型コロナウイルス感染拡大で一気に関心が高まったテレワークへの悩み相談にも対応する。

 新型コロナ感染拡大以降、同社ではテレワークに関する相談が数十倍に急増。「テレビ会議形式で会議をしたい」「在宅勤務を導入したいがどんな機材が必要か」といった相談が多い。導入したい内容によって必要なアプリや安全対策が異なるという。テレワークが具体的にどんなものか分からないとの声もあり、まずは実際に体験してもらおうと、センター開設を決めた。

 事務所だった1階の約500平方メートルを改装。Wi―Fi(ワイファイ)環境を整え、個人向けのカウンター席、資料を広げやすいデスク席、オンライン会議を体験できるブースなどを備える。外部から社内のパソコンを安全に遠隔操作できるシステムも体験可能だ。

 同社は、メンテナンス業務の担当者も外部から顧客情報の管理ができる環境を整え、「直行直帰」できる職場を実現している。こうした経験も踏まえ、職員が勤怠管理・人事給与システムなどの業務改革、生産性向上の提案・助言も行う。

 今後は、オンラインでのセールスや商談会、動画での営業機会が増えることを見据え、動画撮影とライブ配信ができる機材、場所を無料で貸し出す予定だ。

 安部社長は「外出自粛になっても業務を継続できる仕組みづくりが大切。テレワークは通勤・移動にかかる時間、手当ての削減などの効果も見込める。ぜひ体感してほしい」と話している。事前予約制で時間は平日の午前9時〜午後5時。問い合わせは同社023(622)8673。