「あじさい寺」として知られる山形市村木沢の出塩文殊堂(大江勝道(しょうどう)住職)で、アジサイが見頃を迎えた。青や淡い紫を中心に色とりどりの花が鮮やかに咲き、梅雨空に彩りを添えている。

 出塩文殊堂は約1200年前に弘法大師が開いたとされる。参道の石段保護のため、地域住民らが1987(昭和62)年から7年間にわたって40種約2500株を植栽した。参道は515メートルほど続く。

 現在は全体に5分咲きだが、場所によっては参道を覆うように咲き誇る。初めて訪れたという会社員矢口美都里(みどり)さん(36)=同市七日町4丁目=は「雨粒にしっとりと輝いてきれい」とほほ笑んだ。

 新型コロナウイルス感染症の影響で、28日から開催予定だった「むらきざわあじさい祭り」は中止となった。大江住職は「県外からも問い合わせがあり、残念だ。見頃のピークは来月上旬。密にならないように観賞してほしい」と話す。